宇宙ニュース #78 (2012.10.11 OA)
txspacenews さんが 2012/10/18 に公開
【毎週木曜夜9時54分 放送中】
星出宇宙飛行士、国際宇宙ステーションから日本製超小型衛星を放出!ほか
http://www.tv-tokyo.co.jp/spacenews/
11月5日(月)に『国際宇宙ステーション「きぼう」利用成果シンポジウム』を開催いたします。「宇宙医学」をテーマに宇宙飛行士の健康管理や宇宙医学実験の成果について紹介するほか、医療ジャーナリストや向井千秋宇宙飛行士を交え、宇宙医学の魅力や展望についてお伝えします。皆様の参加申し込みをお待ちしております!
日時:11月5日(月)18:30〜20:30
会場:UDXカンファレンス(東京都千代田区)
ドラゴン宇宙船、宇宙ステーションに到着 2012/10/11付日本経済新聞 朝刊
国際宇宙ステーション(下)に滞在中の星出さんが操作するロボットアームでつかまえられたドラゴン宇宙船(NASAテレビ)
食料や科学実験器材などを積んだ米宇宙ベンチャー、スペースX社のドラゴン宇宙船が10日朝(日本時間10日夜)、国際宇宙ステーションに到着した。長期滞在中の星出彰彦さん(43)がロボットアームを操作して機体をつかまえてドッキングさせ、今年5月に続いて2回目となる無人飛行が成功した。
低コストでの宇宙輸送を目指すスペースX社の技術力の高さを示した形。同社は米航空宇宙局(NASA)と計12回の物資輸送契約を結んでおり、今回は最初の輸送任務として注目されていた。ドラゴンは有人飛行手段としても期待されており、米国が進める民間による宇宙開発が加速しそうだ。
(ワシントン=共同)
寿命を終えようとしている星が、宇宙空間に爆発的に放つガスを、世界最大の電波望遠鏡がとらえ、ガスが渦を巻いて広がっていく様子が明らかになりました。
日本と欧米各国などは、南米・チリに世界最大の電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」を建設し、去年から、地球と950光年離れた「ちょうこくしつ座R星」という寿命が迫った星の観測を続けてきました。その結果、この星が寿命を終える前に、内部で爆発的な核融合反応を起こして大量のガスを放出する様子を撮影することに成功しました。
撮影された画像では、星を中心としてガスが渦巻き状に広がっていく様子が分かります。
国立天文台によりますと、渦巻き状のガスの流れを観測できたのは極めて珍しいということで、こうした渦巻きは、星の周囲を回る別の星の重力が影響しているとみられています。
放出されるガスには炭素などの元素が含まれ、次の星が誕生するきっかけにもなるということで、国立天文台は、元素がどのように宇宙に広がっていくかを解き明かす重要な手がかりになるとみています。