子育てブログ @kosodate_blog
No… 『今泉かおり監督は、看護師として働きながら、二人の子どもを育て、旦那さんも映画監督であるという。娘さんの育児休業中に撮られたのが本作。まだ30歳過ぎとのことで、これからが楽しみ。』http://bit.ly/ZuQIvw #育児 #子育て
No1004『聴こえてる、ふりをしただけ』〜突然お母さんをなくした少女の思いが心につきささる〜 - パラパラ映画手帖 ☜全文はこのURLからお願いします
細部に至るまで丁寧に撮られ、
ひとつひとつのショットに強度のある映画で、ぜひお薦め。
…子どもの頃、心の支えはいっぱいあった。
「赤毛のアン」のアン・シャーリーは、想像力豊かな少女で、
「あしながおじさん」のジュディのように、支えてくれるおじさんは私にはいなかったけれど、
この二人の主人公の少女から、私は大きな影響を受けた。
いつも、心の中におじさんをつくって手紙を書いていたし、
想像力と称して、ひとりごとばかり言っていた。
そうやって、想像上の人や太陽、月、星、自然のいろんなものを総動員して、
自分を応援しくれていると信じることで、
なんとか現実を乗り越えることができたと思う。
こどもにファンタジーは、絶対必要だし、
ないと生きていけないと私は思う。
… 「勉強なんてできなくたっていい、友達がたくさんいる子でいてほしい」
亡き母の言葉がサチを支え、勇気づける。
お母さんの育てていた花壇や、いろんなものがサチを支える。
きっと、サチは、自分では意識しないまま、
友達をとおして、自分を立て直すことができるにちがいない、と思う。
監督は、安易な解決法を用意せず、かすかな希望を伝えて映画は終わる。
硬派な物語だ。…
…印象的なシーンがいくつかある。
台所の椅子にかけられたままの母のエプロン、
サチがそれを手にとり、椅子の背にたまった埃をなぞる。
息がつまる…。埃に、指に、感動する。
あるいは、ラスト、家に戻ったサチが、窓辺に立ち、足元の埃が映る。
どちらもすごい。
サチが、教室の窓からのんちゃんの母親が迎えにくるのを見ている時の
手すりをぐっと握るところもよかった。
それから、時々映される少女たちの足元。…
映画『聴こえてる、ふりをしただけ』予告編 ディレクターズカット版
2012年8月11日(土)、渋谷アップリンクほか夏休みロードショー!
http://www.uplink.co.jp/kikoeteru/