「日本最東端の島」守る 南鳥島の海自部隊公開
KyodoNews さんが 2012/11/21 に公開
防衛省は21日、日本最東端の南鳥島(東京都小笠原村)で活動している海上自衛隊の部隊を報道関係者に公開した。
カテゴリ: ライセンス:標準の YouTube ライセンス
日本最東端の領土守る=南鳥島の派遣隊公開―防衛省 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
防衛省は24日までに、日本最東端の南鳥島(東京都小笠原村)に駐留している海上自衛隊南鳥島航空派遣隊の活動を報道関係者に公開した。航空自衛隊入間基地(埼玉県)から自衛隊機で片道4時間、絶海の孤島で任務に就く隊員らを取材した。
南鳥島は、東京の南東約1860キロに位置する。周囲約6キロ、面積約1.5平方キロの小さな島で、亜熱帯海洋性気候に属し、年間平均気温は約25度。周辺の海底には大量のレアアース(希土類)が存在する可能性が高いと指摘されている。
海自や気象庁の職員計二十数人が交代で勤務しているが、住民はいない。携帯電話やインターネットもつながらない孤島で、隊員らは離着陸場の管理や燃料補給といった作業を通じ、気象観測業務などを支えている。医官はおらず、けがや病気になっても日没後や荒天のときには搬送するための自衛隊機が飛ばないこともあるという。
隊長の寺島勝彦3等海佐(52)は「本土では助かるけがでも死につながる。メンタルケアなど安全管理を最も気に掛けている」と話し、「ここが最東端の日本の領土。われわれがいることで主権を維持できる」と誇らしげに語った。
[時事通信社]