GSユアサ、宇宙ステーションに長寿命電池供給 :日本経済新聞
ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)は30日、国際宇宙ステーション(ISS)=写真=にリチウムイオン電池を供給すると発表した。10年以上の寿命がある電池で宇宙飛行士の活動を支える。日本メーカーの受注は初めて。
航空機エンジン大手の米プラット・アンド・ホイットニーの関連会社から受注した。GSユアサの本社工場(京都市)で容量134アンペア時電圧3.7ボルト、縦26センチメートル・横13センチメートルの電池1千セル以上を製造して納品する。
ISSでは通常、太陽電池でつくった電気を使っている。ただ、地球の陰に入った時は電池が頼みの綱となる。1日あたり16回も充放電を繰り返すため、高い性能が求められていた。
現在使っているニッケル水素電池の寿命が近づいているため、2013年にも物資補給船でリチウムイオン電池を運び、順次交換する予定。GSユアサはH2Aロケットなど日本の宇宙産業向けに10年以上、電池を供給してきた実績がある。











(LMG175:171Wh/kg(実験値))

(1セルでニッケル水素電池の3セル直列分の高電圧。1時間率放電(1CA)が可能。)















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