2012年11月30日 更新
星出宇宙飛行士、笑顔の記者会見約4ヶ月の長期滞在を終え、11月19日に国際宇宙ステーション(ISS)から無事地球に帰還した星出宇宙飛行士が、29日に帰還後はじめての記者会見を行い、長期滞在中のミッションや帰還後のリハビリテーションの経過について笑顔で答えました。今後、星出宇宙飛行士は医学検査やリハビリテーションを引き続き行うとともに、ISS長期滞在に関する技術報告会の準備などを実施する予定です。
星出宇宙飛行士 長期滞在まとめ宇宙ニュース #84 (2012.11.22 OA) #83欠
宇宙ニュース #85 (2012.11.29 OA)
広報誌「空と宙」No.50 発行 機体開発に大切な「ひずみ」の計測について特集。機体構造グループの取り組み についてご紹介します。JAXA宇宙航空技術研究発表会を12/12(水)に開催「宇宙・航空技術がエネルギー問題に対してできること」をテーマに、JAXAから の最新情報を皆様にお伝えします。聴講自由、参加費無料ですので、ぜひお気軽 にご参加下さい。東日本大震災の災害対策の取り組みJAXAは陸域観測技術衛星「だいち」による緊急観測、超高速インターネット衛星「きずな」や技術試験衛星VIII型「きく8号」で災害地に通信環境を構築するなど、災害対策の支援をしてきました。
星出さん元気な笑顔 4ヵ月ぶり、お帰りなさい船外活動は日本人最長 2012/11/19付
【モスクワ=金子夏樹】国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終えた宇宙飛行士の星出彰彦さん(43)らを乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」は19日午前7時56分(日本時間同10時56分)、カザフスタン中部の草原地帯に着陸した。星出さんらは約4カ月ぶりに地球に帰還した。宇宙船から出た星出さんは元気な様子で、笑顔を見せた。
ソユーズに乗り込んだ星出さんは日本時間午前7時26分、ロシアと米国の飛行士とともにISSを離脱。約3時間後にエンジンなどを切り離して、大気圏に突入した。星出さんらが乗る帰還カプセルは地球に向かい、パラシュートを開いて草原に軟着陸した。
星出さんが乗ったソユーズは7月15日、カザフのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、同17日からISSでの長期滞在を始めた。
滞在中に太陽電池関連機器の修理など、3回にわたり合計で21時間超の船外活動を実施し、日本人として最長記録となった。
日本の無人補給機「こうのとり」で地球から運んだ小型衛星を受け取り、ロボットアームで小型衛星を放出した。日本の実験棟「きぼう」ではメダカを飼育し、無重力下での骨量減少の仕組みを分析する実験にも取り組んだ。