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Channel: 鶴は千年、亀は萬年。
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memo ∞ 「スマホ向け動画、春からTVに配信/ドコモ&KDDI」

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  これは流通の一角を完全に崩し新しい面を引き出すこととなる現象でしょう。丁度、TUTAYAがビデオレンタルから、CD〜書籍まで展開し、次に【Tカード】(金融業の一種)へ脱皮せんとしている様に、いまのローカル有線ネットワークもそろそろ年貢の納め時かもしれません。オリジナルの番組を地産地消で創れるところは生き残り、逆に花形となる可能性があります。ようやく”スマートTV”元年です。電子書籍テイクオフとともに、益々タブレットが欠かせなくなると思われます。

スマホ向け動画、春からTVに配信 ドコモやKDDI、月500円台 競争進む :日本経済新聞

 NTTドコモとKDDI(au)はそれぞれ春にインターネット経由で映画や音楽を配信する「スマートテレビ」のサービスを始める。自社のスマートフォン(スマホ)に月額500円前後の料金で提供しているコンテンツを加入者の自宅のテレビなどで視聴できるようにする。CS放送やCATVなど多チャンネル放送との競争が進み、映像配信サービスの料金低下につながりそうだ。

 スマートテレビはネットに接続し映画などの配信が受けられるサービス。パソコンとスマホ、テレビの垣根がなくなり、通信・ネット企業の参入が見込まれている。

 ドコモとKDDIが配信する映画やドラマはそれぞれ4千〜7千作品。新作が少ないなどの指摘もあるが、料金が安く、スマホ、タブレット、テレビのどれでも視聴できる点からレンタル会社や月額4千〜9千円程度するCATVの市場を侵食する可能性がある。

 ドコモのサービスは家庭のデジタルテレビにある接続端子「HDMI」にスティック型の小型機器を差し込み利用する。機器からスマホ用に使う家庭用無線LAN装置を経由してネットにつながる。無線LANがない人には無料で提供する。

 視聴できるのはドコモがスマホ向け動画配信「ビデオストア」で提供している映画、音楽ビデオの7千作品と「アニメストア」で提供する600作品。ビデオストアは現在、月額525円、アニメストアは同420円で見放題となっており、スマホで同サービスを契約していればテレビ向けの追加料金はかからない。

 KDDIもテレビにスティック型装置をつなぎスマホ向けコンテンツを視聴できるサービスを始める。月額590円の動画配信「ビデオパス」や、月315円で音楽が聴き放題になる「うたパス」などを利用できる。

 日本のスマートテレビサービスではデジタルテレビやスマホで配信を受ける米Huluの「フールー」(月980円)が先行している。ドコモやKDDIはコンテンツをスマホ向けと共有、機能も絞り込むことでフールーなどの半分程度の料金を実現する。ソフトバンクも加入者向けに見放題のサービスを検討しているが、料金は月千円近くになる見通し。

 総務省などの調べによるとCATVを含む日本の有料多チャンネルサービスの利用世帯は1247万件(2011年9月)。このうちスマートテレビなどネット経由の映像サービスは101万件と3年で3倍に増加。16年までに770万件に増えるとみられている。


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