映画『きいろいゾウ』予告編
公開日: 2012/12/05
映画『きいろいゾウ』予告編 2013年2月2日(土)全国公開
作家・西加奈子の人気小説を、『軽蔑』などの廣木隆一監督が映画化したラブストーリー。出会って間もなく結婚した夫婦が、1通の手紙をきっかけに擦れ違いながらも過去と向き合い、絆を深めていく姿を描く。共に原作のファンだという向井理と宮崎あおいが初共演を果たす。彼らを取り巻く人々には柄本明、松原智恵子、リリー・フランキーら多彩な顔ぶれがそろうほか、人気子役の濱田龍臣、本田望結らが出演。
配給:ショウゲート
オフィシャルサイトhttp://www.kiiroizou.com/
(C) 2013西加奈子・小学館 / 「きいろいゾウ」製作委員会
西加奈子の同名原作小説を『雷桜』の廣木隆一監督が映画化。もともと原作の愛読者で、それぞれに「演じてみたい」と言っていた向井理、宮崎あおいがムコとツマを演じている。植物や動物と話ができ、どこかエキセントリックなツマ、過去に愛した女性の記憶を心に秘めながらも、ツマを生涯の伴侶と決め彼女を見守るムコ、この二人の姿はある種理想の夫婦像とも言えるだろう。数々の試練を経験し、若い二人が“夫婦”になっていく過程がよくわかる。畑、田んぼなどの緑あふれる風景、土間と庭のある築100年の一軒家など、二人が暮らす環境も、日本の田舎の原風景を見るようだ。植物や動物の役で豪華俳優たちが声だけで出演している点にも注目。
解説 - きいろいゾウ「余命1ヶ月の花嫁」「ヴァイブレータ」など男女の愛について描いてきた廣木隆一監督が、西加奈子の同名ベストセラー(小学館・刊)を映画化。秘密を抱えたまま出会ってすぐ結婚した二人が、悩み傷つきながらお互いと向き合い夫婦になっていく様子を綴る。ともに原作のファンである「ツレがうつになりまして。」の宮崎あおいと「新しい靴を買わなくちゃ」の向井理が、互いにかけがえのない存在になっていく二人を演じる。ほか、「映画 怪物くん」の濱田龍臣、「陰日向に咲く」の緒川たまき、「ぐるりのこと」のリリー・フランキー、「私の人生 わが命のタンゴ」の松原智恵子、「悪人」の柄本明らが出演。主題歌はゴスペラーズの『氷の花』。
あらすじ - きいろいゾウ妻利愛子(つまりあいこ)=“ツマ”(宮崎あおい)は、幼少の頃過ごした入院生活の中で、『きいろいゾウ』という絵本を大切に読み、日々の慰めにしていた。絵本を通じて自由に旅をする空想をするうちに、ツマは木々や動物たちの声が聴こえるようになる。売れない小説家の無辜歩(むこあゆむ)=“ムコ”(向井理)は、過去に捕らわれていた。彼の背中には、大きな鳥のタトゥーが入っている。ある満月の夜、ツマとムコは出会い、すぐに結婚する。日々を慈しみながら穏やかに生活をする二人。しかし二人はそれぞれ秘密を抱えている。ある日、ムコ宛てに差出人名のない手紙が届く。それはムコがぬぐい去ることができない過去に関係しており、二人の関係が揺らぎ始める……。