Hydroview:iPadで操作する小型潜水艦ドローン « WIRED.jp
水深23mまで潜って、海中の美しい映像をHDで撮影することができるHydroview。船の底の状態を撮影することも簡単にでき、スキューバダイヴィングの初級者の安全性を高めることができる。操縦は船上でタブレットかPCで行えるため、水に濡れなくてよい便利なものだ。
TEXT BY SIMONE COSIMI
TRANSLATION BY TAKESHI OTOSHI
WIRED NEWS (ITALIAN)
Aquabotix HydroView Sport Driver's Ed: July 2012
Aquabotix HydroView Sport in the Florida Keys: July 2012
海面の下にあるものは、人類にとって謎のままだ。スキューバダイヴィングでもしなければ、ドキュメンタリー番組を観る以外に海底を見る機会はなかなかない。
しかし、それも今日までの話だ。もしiPadで小型潜水艦を操作できるとしたら? それができるのが、サブマリン・カムコーダーだ(正式名称:HydroView Sport)。HDヴィデオカメラを装備していて、海中の美しい映像を詳細に撮影して送ることができる。
電気モーターで駆動するこの小さな水中飛行機は、どんな方向にもまずまずのスピードで移動することができる(前進は5ノット、後進は1ノット)。操作は専用のアプリを通じてタブレットで行うが、ノートパソコンでも可能だ(アプリのプレビヴューがここにある)。アプリを使って写真を撮ったり、動画を撮影することができる(1280×720。一度浮上すれば、32GBの内部メモリーから保存することができる)。要するに、ただ操縦できるだけでなく、潜水マスクをかぶり、タンクを背負って潜水する代わりとなる海中用小型ドローンなのだ。