Quantcast
Channel: 鶴は千年、亀は萬年。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1727

メモ 「充電器:スマートハウス/備蓄;資源利用の円滑化」

$
0
0

 この組み合わせは比較的小規模/スマートハウス規模のもののようですが、小規模水力発電や小規模風力発電等への応用も必要になるはずです。勿論大規模なものは、リチウムではなくナトリウムや水素といったものを使う蓄電池も既に実用化の域にきています。

昔より、エネルギー資源をどのように備蓄できるかが、その文明を維持発展できるか否かを決めて来ました。木がエネルギー源であった頃、中近東やインド、コンクリートまで造っていた南米の文明は、途絶えてしまいました。天候の影響もありますが、木を伐採していくことで砂漠化に拍車をかけたこととなったのでしょう。先頃、北アフリカの半砂漠地域が緑化進行して来ている、とのうれしい報道もありました。それにともない境界争いも減少したとのことです。エネルギー問題が解決していくと、現代に置ける戦争も無くなることでしょう。原発がとんでもなく頼りにならない現状では、どのようにエネルギーを造り蓄えるかが全ての要となることでしょう。

木も使わなくなれば、森が荒れて、林業は壊滅します。数十年前までは日本でも炭が相当に使われていましたが、今は皆無です。その代わりに、木チップの開発が進み、ようやく発電の資源に使えるまでになっています。

家庭におけるエネルギーの備蓄は、電気の蓄電とともに、太陽熱やガス、夜間の安い電力使用での湯による備蓄もあります。EV時代となれば自動車の電池も利用できます。ガス会社が薦めるガス発電+蓄熱+蓄電システムもあります。

ハウスやマンションも再生エネルギーを取り込んだ所が人気上昇とのことであり、この動きは強化され、流行っていくこととなるでしょう。

東芝、数種の蓄電池を制御で「最適な充放電」 :日本経済新聞

 東芝は特性が異なる蓄電池を組み合わせて、使い方に応じ、最適な充放電ができる新型蓄電システムを製品化する。停電時のバックアップや電力消費のピーク抑制、電気自動車(EV)の充電など利用目的に応じて、蓄電池の組み合わせを変える。ビルやマンション、工場向けに2012年度中の発売を目指す。

 開発中のシステムは「スマートバッテリー」。東芝が独自開発したリチウムイオン電池「SCiB」や鉛蓄電池を内蔵する。SCiBは急速の充放電が可能なので、非常用のバックアップ電源に適している。鉛蓄電池は夜間にためた電力を昼間に使うなど使用電力の平準化に向いている。

 使い方や利用頻度に応じて、それぞれの電池を制御。太陽光発電システムと連結したり、電池間で電気を融通しあったりできる。東芝は利用者の要求に沿って、最もコストが安く、長寿命のシステムを構築する。

 蓄電容量10キロワット時を1ユニットとする。ユニット数や電池の構成によって価格は変わるが、SCiBと鉛蓄電池を1ユニットずつ組み合わせた場合で500万円程度の価格帯を目指す。

 東日本大震災後の計画停電や夏の電力不足問題を背景に、蓄電システムへの関心は高まっている。

 使用電力のピークを抑えれば電力料金を下げられる利点もある。東芝は今後も需要拡大が見込めると見て、業務用の提案活動を進める考え。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1727

Trending Articles