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真珠の小箱(134) 「天野篤/陛下の執刀医」

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天皇陛下が入院、18日にバイパス手術 MSN ビデオ

   冠動脈バイパス手術とは MSN ビデオ

「世界最高水準の医師」天皇陛下手術チーム参加、天野氏の横顔 - MSN産経ニュース

 天皇陛下の手術チームに加わった順天堂大の天野篤教授(56)は、昭和58年に日大医学部を卒業後、各病院を渡り歩いて“武者修行”を重ね、国内外の評価を獲得してきた。東大医学部が中心となってきた陛下の医療体制の下では異例の起用といえる。

 「天野君は誰よりも向上心が強かった」と話すのは、平成3年に新東京病院(千葉県松戸市)で天野氏を指導した須磨久善(ひさよし)医師(61)。イタリアで学んだバイパス手術の技術を天野氏に一対一で伝授したが、「手術回数を重ねるうちにみるみる上達した。乾いたスポンジが水を吸うようだった」と振り返る。

 天野氏は平成14年に実力を買われて順天堂大医学部教授に就任。18〜22年の5年間で約3000件の手術を手がけ、世界最高水準の医師が集まる米国胸部外科学会(STS)の正会員にもなった。

 医師仲間の評価は「情熱があり、粘り強い男」。須磨氏は「患者のためにいつも病院に泊まり込んでいた。情熱を持って治療に当たる医師だ」と話す。

 大学の同級生で春日部市立病院(埼玉県)の有馬健医師(54)は、在学時にテニス部に所属していた天野氏の「相手がミスをするまでいつまでもボールを返す」プレースタイルが強く印象に残っていると話す。「彼は手術が必要な患者がいたら、真夜中であろうとすべて受け入れる。テニスでのしぶとさは、患者のためできることをするという彼の姿勢に通じていると思う」と話している。

 また、心臓外科医を主人公にした映画「チーム・バチスタの栄光」やテレビドラマで医療監修・指導を手がける多才な一面もある。

陛下の手術は無事終了、集中治療室に - MSN産経ニュース

 天皇陛下がご入院先の東京大学医学部付属病院(東京都文京区)で受けられていた心臓の冠動脈バイパス手術は18日午後3時ごろ、無事終了した。集中治療室(ICU)に移られている。宮内庁関係者が明らかにした。

 

 

 陛下は同日午前9時24分に手術室に入られ、東大と順天堂大の合同チームが執刀した。

 医師団が同日夜に会見し、手術の経過や陛下のご様子について説明する。宮内庁によると、陛下は順調なら約2週間で退院される見込み。

 

 天皇陛下(78)は18日、入院先の東大病院(東京都文京区)で、心臓冠動脈のバイパス手術を受けられた。記者会見した医師団によると、午前11時1分に始まった手術は、3時間56分後の午後2時57分に無事終わり、陛下は午後3時55分に手術室を出て集中治療室(ICU)に移った。

 術中の出血はほとんどなく、麻酔からの目覚めも順調という。経過が順調ならば2週間程度で退院できる見通し。

 執刀した順天堂大の天野篤あまの・あつし教授は「公務と日常生活を取り戻すのが成功と言ってよい時期。その日が来るのを楽しみにしている」と述べた。

 皇后さまと長女黒田清子くろだ・さやこさんはICUで陛下と面会。「お体はいかがですか」との問い掛けに、陛下は「問題がない」というように首を縦に振り、手をさすると「気持ちいい」と述べたという。

 天野教授は、心臓を動かしたまま血管をつなぐオフポンプ術式の第一人者。手術は東大と順天堂大の合同チームが担当した。

 宮内庁関係者によると、皇后さまは前日から病院に泊まりがけで付き添い、18日朝に病院を訪れた清子さんとともに手術が終わるのを待った。皇太子ご夫妻は東宮御所で待機した。


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