JOGMEC、アラスカCO2置換ガス回収実証プロジェクトの現地試験終了。永久凍土下のメタンハイドレート層にCO2圧入し、CO2ハイドレートへ置換。メタンハイドレートからメタンガス生産 (PDF資料)bit.ly/IGvfb0 pic.twitter.com/KaFXVGTR
一昨年から昨年春、カナダで同様の実験を実施しており、低圧法で成功させている。今回はその実験の拡大版と思われ、商業生産へのデータを収集できたものと考えられる。次はいよいよ、海底からの回収実験となる。今年2月末より、海底での実施実験に取り掛かっていると聞く。
http://www.jogmec.go.jp/news/release/docs/2012/newsrelease_120502.pdf
NEWS RELEASE
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独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
問合せ先: 技術部開発技術課 赤坂・大槻 TEL:043-276-4561 広報担当: 総務部広報課 植松 TEL:03-6758-8106
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アラスカ CO2 置換ガス回収実証プロジェクトの現地試験終了
~世界初のフィールド CO2/CH4 置換試験~
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JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、2012年1月よりConocoPhillips社(コノコフィリップ ス社:米国)と米国アラスカ州ノーススロープにおいてメタンハイドレート層でのCO2置換実験を実施して参 りましたが、メタンハイドレートからメタンガスを生産することに成功しました。
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本試験は、永久凍土下のメタンハイドレート層に二酸化炭素(CO2)を圧入し、地層中のメタンハイドレー トをCO2ハイドレートへ置換するもので、この方法を初めて実在するメタンハイドレート層に適用した現地試 験です。
2012年2月15日に坑井を通じて地下のメタンハイドレート層内へCO2の圧入を開始し、圧入停止後坑井 内の圧力をメタンハイドレートの溶解圧力以上に保持しながら生産を行い、メタンガスの生産を確認しまし た。その後、坑井内の圧力をメタンハイドレートの溶解圧力以下に保持しながら減圧法によるメタンガスの 生産を行いました。メタンガスの生産は全試験期間を通じてのべ約30日間実施し、2012年4月10日に終了 しました。この結果、メタンハイドレートからCO2ハイドレートへの置換挙動並びに減圧法による生産挙動に 関する貴重なデータが得られました。
今後は本試験の詳細なデータ分析を進め、得られた知見を現在推進中の CCS や非在来型ガス挙動の 研究、減圧法を補完する増進回収技術として将来のメタンハイドレート開発事業にも活用していく予定で す。
■ プロジェクトの概要 1)試験場所:米国アラスカ州ノーススロープ・プルドーベイ(位置図参照)
2)試験工程:
2012年1月より 2012年2月15日~28日
現地準備作業 圧入試験(約13日間) 生産試験(試験期間中のべ約30日間メタンガス生産) 廃坑
2012年3月4日~4月10日 2012年4月11日~
今後、データ分析及び解釈を行う予定。
3)関係者:オペレータ:
ConocoPhillips社、出資者:米国エネルギー省(DOE)
1試験サイト位置図フレア(生産ガスの燃焼)
■ 関連情報 ・2012 年 10 月 19 日:アラスカ・ノーススロープでの CO2 置換ガス回収実証プロジェクトへ参加 http://www.jogmec.go.jp/news/release/docs/2011/newsrelease_111019.pdf
・The National Methane Hydrates R&D Program DOE/NETL Methane Hydrate Projects