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-超高速トリプル四重極型高速液体クロマトグラフ質量分析計2機種
(LCMS-8040、LCMS-8080)も世界同時発売し、ラインアップを拡充-
血液中の薬剤や代謝物、食品中の残留農薬・動物用医薬品の分析や水道水・環境水中の環境汚染物質の検出など、極微量な成分を分析する必要のある幅広い分野において、年々検出すべき成分数は増加しており、分析の高速化に対する要求も高まっています。当社はこのニーズに応えるため、トリプル四重極型を採用した国産初のLC/MS/MS(液体クロマトグラフ質量分析計)として「LCMS-8030」を2010年9月に発売し、製薬会社での遺伝毒性不純物の定量、大学や研究機関での研究ツールとしての用途や、食品中の残留農薬、法医学分野での多成分スクリーニング、臨床分野での脂肪酸定量や新生児マススクリーニングなど研究開発からルーチン分析までの幅広い用途で超高速性能を生かし活用されています。
今回、GC/MS/MSとしても国産初のトリプル四重極型となるGCMS-TQ8030を開発し、pptレベル(pptは1兆分の1)の測定を可能にする高感度と超高速性能の両方の能力を兼ね備えた新製品として発売します。食品や水の安全性の確保のために、残留農薬の基準濃度レベルが10ppb以下に設定されており、更にPOPs(Persistent Organic Pollutants:残留性有機汚染物質)成分では、人の健康や生態系有害性への懸念から、環境中にpptレベルで残存する成分の調査が行われています。これらの分析は試料中の妨害成分の影響を受けやすく、また分析対象成分の種類も急増しているため、高感度・高選択性とともに、より高速に、より正確な情報を得る事への要求が高まっており、本製品はこれらのニーズに対応します。
さらにLC/MS/MSにおいても、ハイエンドモデルとしてLCMS-8030から感度を30倍と大幅に向上させ、世界最高クラスの高感度と優れた定量性を実現した「LCMS-8080」を投入すると共に、LCMS-8030のもつ世界最高の高速性能はそのまま継承し、感度をLCMS-8030から5倍向上させた「LCMS-8040」を発売し、ローエンドからミドルレンジ、さらにハイエンドモデルまでラインナップを充実させました。残留農薬、動物用医薬品や水質分析、法薬毒物などの一斉分析の用途ほか、製薬業界での初期薬物動態試験へのニーズにも対応します。
これら3製品で使用するワークステーションGCMSsolution Ver 4.0、LabSolutions LCMS Ver.5.53(LCMS-8040)、LabSolutions LCMS Ver.5.5(LCMS-8080)は、いずれも当社LC, LC/MS, GC, GC/MS用のワークステーションをベースにしており、統一された操作感で超高速トリプル四重極型質量分析計の優れた性能を容易に利用することができます。特に極微量多成分一斉分析などでは成分に応じてGC/MS/MSとLC/MS/MSを使い分ける必要がありますが、抵抗無く両方の装置を使用できます。
当社は地球環境の保全・改善、食の安全、医薬・診断など人々の健康や暮らしにかかわる様々な分野の課題を最先端の分析技術で解決することを目指しています。今回投入する3製品は比類のない高速性と高感度性能で、環境中のごく微量の有害物質を検出し地球環境の保全に貢献すると共に、メタボロミクス研究といったがんの診断など人の健康に貢献する最先端の研究分野の推進への寄与を目指します。 【GCMS-TQ8030の特長】 (1) GCMS-QP2010 UltraとLCMS-8030に搭載の技術を継承し、高感度・高選択性を実現。夾雑物が多く含まれるサンプルの分析では従来のGC/MSに比べ10倍以上高感度な分析が可能です。
(2) LCMS-8030で実績があるUFsweeper®と新設計の高速電子制御技術により、世界最速の600 MRM/秒を実現。高速スキャン測定での高感度測定も可能で、Scan/MRMなどの複数測定モードの同時分析ができ、正確な定性・定量分析を行えます。
(3) GCMS-QP2010シリーズのメソッドとの連携がスムーズに行え、シングルGC/MSとしての利用や、シングルGC/MSのメソッドをもとにしたGC-MSMS用のメソッド開発が簡便です。 【LCMS-8040の特長】 (1) イオン光学系を構成するイオンガイドおよびコリジョンセルの改良によって、高速性を犠牲にすることなくイオンの透過率が向上し、LCMS-8030に比べ5倍の感度向上を実現しました。
(2) LCMS-8030の超高速性を継承し、最大555ch/secの超高速MRM測定、正負イオン化切替時間15msecの超高速正負イオン化切替測定、最高15000 u/secの超高速スキャン測定が可能に。 【LCMS-8080の特長】 (1) 独自の高温加熱イオンソースやインターフェース技術によりケミカルノイズを極限まで低減。さまざまな化合物のアトグラムレベル〜低フェムトグラムの超高感度領域での検出が可能となりました。
(2) 高速分析においても卓越したパフォーマンスを発揮し、未変化体と代謝物で最適なイオン化極性が異なる場合でも安定かつ高い信頼性でデータを採取できます。
(3) 抜群の耐久性によって安定したデータを提供。夾雑成分が多く含まれたサンプルの連続分析においても良好な結果が得られます。 名 称 ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-TQ8030
高速液体クロマトグラフ質量分析計 LCMS-8040
高速液体クロマトグラフ質量分析計 LCMS-8080 システム価格 GCMS-TQ8030 1,950万円 (本体、PCワークステーション込み、税別)
LCMS-8040 2,500万円〜 (本体、PCワークステーション込み、税別)
LCMS-8080 6,250万円〜 (本体、PCワークステーション込み、税別) 販売計画 GCMS-TQ8030 200台
LCMS-8040 LCMS-8080 合計250台
島津製作所、超高速トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計を発売。超微量成分を高感度で定量同定 (発表資料)bit.ly/Kv5g93pic.twitter.com/eztTvopz
島津製作所の得意とする計測器で、いち早く時代対応しています。流石です!
2012/05/16 プレスリリース
国産初、超高速トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS-TQ8030)を発売-超高速トリプル四重極型高速液体クロマトグラフ質量分析計2機種
(LCMS-8040、LCMS-8080)も世界同時発売し、ラインアップを拡充-
ガスクロマトグラフ質量分析計GCMS-TQ8030 高速液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8040(左)、LCMS-8080(右) 島津製作所は、対象成分の選択性が極めて高く、複雑な試料に含まれる超微量成分を高感度で定量同定できる「トリプル四重極型」を採用した国産初のGC/MS/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)として、超高速トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計「GCMS-TQ8030」を発売します。また同時に、超高速トリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8040」「LCMS-8080」の2機種も投入し、高感度と超高速性を兼ね備えた超高速質量分析計「UFMS(Ultra Fast Mass Spectrometer)シリーズ」のラインアップを拡充します。当社独自の超高速技術と高精度技術を結集させ、より高速、より高感度を追求したこれら上位機種3製品を5月16日に世界同時発売すると共に、5月20日よりカナダ・バンクーバーで開催されるアメリカ質量分析学会に出展します。
血液中の薬剤や代謝物、食品中の残留農薬・動物用医薬品の分析や水道水・環境水中の環境汚染物質の検出など、極微量な成分を分析する必要のある幅広い分野において、年々検出すべき成分数は増加しており、分析の高速化に対する要求も高まっています。当社はこのニーズに応えるため、トリプル四重極型を採用した国産初のLC/MS/MS(液体クロマトグラフ質量分析計)として「LCMS-8030」を2010年9月に発売し、製薬会社での遺伝毒性不純物の定量、大学や研究機関での研究ツールとしての用途や、食品中の残留農薬、法医学分野での多成分スクリーニング、臨床分野での脂肪酸定量や新生児マススクリーニングなど研究開発からルーチン分析までの幅広い用途で超高速性能を生かし活用されています。
今回、GC/MS/MSとしても国産初のトリプル四重極型となるGCMS-TQ8030を開発し、pptレベル(pptは1兆分の1)の測定を可能にする高感度と超高速性能の両方の能力を兼ね備えた新製品として発売します。食品や水の安全性の確保のために、残留農薬の基準濃度レベルが10ppb以下に設定されており、更にPOPs(Persistent Organic Pollutants:残留性有機汚染物質)成分では、人の健康や生態系有害性への懸念から、環境中にpptレベルで残存する成分の調査が行われています。これらの分析は試料中の妨害成分の影響を受けやすく、また分析対象成分の種類も急増しているため、高感度・高選択性とともに、より高速に、より正確な情報を得る事への要求が高まっており、本製品はこれらのニーズに対応します。
さらにLC/MS/MSにおいても、ハイエンドモデルとしてLCMS-8030から感度を30倍と大幅に向上させ、世界最高クラスの高感度と優れた定量性を実現した「LCMS-8080」を投入すると共に、LCMS-8030のもつ世界最高の高速性能はそのまま継承し、感度をLCMS-8030から5倍向上させた「LCMS-8040」を発売し、ローエンドからミドルレンジ、さらにハイエンドモデルまでラインナップを充実させました。残留農薬、動物用医薬品や水質分析、法薬毒物などの一斉分析の用途ほか、製薬業界での初期薬物動態試験へのニーズにも対応します。
これら3製品で使用するワークステーションGCMSsolution Ver 4.0、LabSolutions LCMS Ver.5.53(LCMS-8040)、LabSolutions LCMS Ver.5.5(LCMS-8080)は、いずれも当社LC, LC/MS, GC, GC/MS用のワークステーションをベースにしており、統一された操作感で超高速トリプル四重極型質量分析計の優れた性能を容易に利用することができます。特に極微量多成分一斉分析などでは成分に応じてGC/MS/MSとLC/MS/MSを使い分ける必要がありますが、抵抗無く両方の装置を使用できます。
当社は地球環境の保全・改善、食の安全、医薬・診断など人々の健康や暮らしにかかわる様々な分野の課題を最先端の分析技術で解決することを目指しています。今回投入する3製品は比類のない高速性と高感度性能で、環境中のごく微量の有害物質を検出し地球環境の保全に貢献すると共に、メタボロミクス研究といったがんの診断など人の健康に貢献する最先端の研究分野の推進への寄与を目指します。 【GCMS-TQ8030の特長】 (1) GCMS-QP2010 UltraとLCMS-8030に搭載の技術を継承し、高感度・高選択性を実現。夾雑物が多く含まれるサンプルの分析では従来のGC/MSに比べ10倍以上高感度な分析が可能です。
(2) LCMS-8030で実績があるUFsweeper®と新設計の高速電子制御技術により、世界最速の600 MRM/秒を実現。高速スキャン測定での高感度測定も可能で、Scan/MRMなどの複数測定モードの同時分析ができ、正確な定性・定量分析を行えます。
(3) GCMS-QP2010シリーズのメソッドとの連携がスムーズに行え、シングルGC/MSとしての利用や、シングルGC/MSのメソッドをもとにしたGC-MSMS用のメソッド開発が簡便です。 【LCMS-8040の特長】 (1) イオン光学系を構成するイオンガイドおよびコリジョンセルの改良によって、高速性を犠牲にすることなくイオンの透過率が向上し、LCMS-8030に比べ5倍の感度向上を実現しました。
(2) LCMS-8030の超高速性を継承し、最大555ch/secの超高速MRM測定、正負イオン化切替時間15msecの超高速正負イオン化切替測定、最高15000 u/secの超高速スキャン測定が可能に。 【LCMS-8080の特長】 (1) 独自の高温加熱イオンソースやインターフェース技術によりケミカルノイズを極限まで低減。さまざまな化合物のアトグラムレベル〜低フェムトグラムの超高感度領域での検出が可能となりました。
(2) 高速分析においても卓越したパフォーマンスを発揮し、未変化体と代謝物で最適なイオン化極性が異なる場合でも安定かつ高い信頼性でデータを採取できます。
(3) 抜群の耐久性によって安定したデータを提供。夾雑成分が多く含まれたサンプルの連続分析においても良好な結果が得られます。 名 称 ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-TQ8030
高速液体クロマトグラフ質量分析計 LCMS-8040
高速液体クロマトグラフ質量分析計 LCMS-8080 システム価格 GCMS-TQ8030 1,950万円 (本体、PCワークステーション込み、税別)
LCMS-8040 2,500万円〜 (本体、PCワークステーション込み、税別)
LCMS-8080 6,250万円〜 (本体、PCワークステーション込み、税別) 販売計画 GCMS-TQ8030 200台
LCMS-8040 LCMS-8080 合計250台