テレビ40インチが4万円、なんだそれ! そんな時代にどのように生き抜いて行くか、、、レジは戦後初めて米国から持たされたものです。ものすごい高価なものでした。常識的にはどうして「街では少しは大きな小売店」には入っているのか、分らないなぞであったのです。機械の固まり、会計機や計算機も同じ様に「歯車グルグルとガシャガシャ」で電気か横の手動ハンドルで動かすものでした。当時戦後1950〜1970頃のことです。レジ1台100〜200万円/数台あれば、そこそこの大邸宅も確保できた金額です。何故売れたのか…メーカーはNCR、当時IBMより勢力を誇っていました…小売業商業の経営者は「近代的流通・小売のノウハウ」が付いて来た故に「高額でも購入した」のです。(毎年レジ購入企業から選抜で米国流通研修ツアー実施/日本の流通への「明日の新聞」を見ることが出来たのです。大を成した小売業でこのツアーに参加していない人は皆無と断言できます)
いまでは、その延長上、コンピュータ関連技術の発展とともに、POSレジも「普遍的」なものとなりました。規模の最小単位の個人商店では「メーカーの販売店支援」のある薬店等は数十万円レベルでの使用が可能ですが、他では不可能となります。…しかし、ここで「クラウド使用のタブレット使いのレジ」となれば、大企業でのシステムと同じことが可能となります。中小チェーンでも安価にシズテム構築を出来ます。そして「最良の最新の分析システム等も伴うPOSシステムを活用できます。iPadレベルで正確なクラウド活用が出来る時代の進歩です!業務用コンピュータから業務用PCシステムの構築の時には、やはり一桁違いの費用低減となり(ソフト料が一桁アップ)、現在に至っています。
先日、カーナビにiPadを貼付けて行なっているタクシーの話が出ていましたが、これも10年で一桁低下の事例です。今後もあらゆる分野で似た様な事例が出てくることと思います。流れに棹さすタイミングを間違えずに世を処して行きたいものです。
NEC、POS導入費10分の1に 新興国向け格安システム タブレット活用 :日本経済新聞
NECは飲食店や小売店向けの格安POS(販売時点情報管理)システムを開発、9月に発売する。市販のタブレット(多機能携帯端末)やクラウドなどを活用、通常は数十万円以上の導入費を10分の1以下に抑えた。国内小規模店舗のほか、新興国の需要開拓を目指す。IT(情報技術)分野でも新興国に照準をあわせた製品・サービス開発が本格化してきた。
操作性や視認性の高いタブレットの長所を生かし、接客や店舗管理の効率を高める
米アップルの「iPad(アイパッド)」など市販のタブレットやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を端末として使う。バーコードやクレジットカードの読み取りなど従来型POSの機能の大半を備える。各種電子マネーに対応するほか、販売データの分析やクーポンの発行など顧客管理機能もある。
NECのデータセンターがデータ蓄積や分析、ソフトの提供などを手掛ける。ただ、汎用的な携帯端末を使うので顧客ごとの細かい設定変更に限界があり、操作性などでは専用端末のほうが優れるケースがある。
システムの初期導入費用(端末1台分)が9800円。端末を1台使う小規模店舗なら端末費用を合わせたコストは5万円程度で、従来の10分の1以下で済む。複数の端末を導入する場合は端末費用に加え1台あたり9800円の追加費用がかかる。これとは別に月額料金(2980円から)が必要だ。
一般的なPOS導入費用は専用端末やサーバー、ソフトなど低価格なものでも計50万円以上、高機能なもので数百万円。NECは市販端末を使うほか、ソフトをネット経由で活用するクラウドを採用。顧客は自前のサーバーを保有しないで済むので価格が抑えられる。
NECは中国やインドなど新興国を中心に今後3年で10万店舗への導入を目指す。新興国では店舗運営の効率化や在庫管理などに役立つ格安POSの需要は高いとみている。国内では主に個人商店も含め小規模事業者の需要を見込む。
米調査会社IDCによると世界のタブレット出荷台数は2011年の7千万台弱から16年に約2億台に増える見通し。日産自動車は全国約2千の販売店にiPadを導入するなど業務利用が広がっている。
(参照)
【シリーズ企画】アナリストが訊く!事例から見るクラウド導入の”あれこれ”第1回 業務利用編 - CNET Japan