いま、風力発電は高さ60mもある様な超大型の固定羽根から、その洋上版を造り効率を上げようとして来ています。今後の洋上発電のメンテナンス簡易型、枠付の効率型、等進歩して行くと思われます。問題は、電力の安定性と送電網確保です。より小型で、地産地消型の風力発電が確立して行くと効率の良い電力確保が出来るのではと思います。
風力発電は垂直型タービンの時代へ: ニュースの社会科学的な裏側
どんどん大型化して効率が良くなっている風力タービンだが、そのデザインが大きく変わり、垂直軸タービン(VAWT)が主流になる日が来るかも知れない(DVICE, Sandia)。
従来の風力タービン(HAWT)は回転軸が地面と水平だが、VAWTは文字通り垂直だ。抗力型と揚力型があるそうだが、大型化するのは揚力型のようだ(垂直軸風車のページ)。ブレードが飛行機の翼のようになっており、風上を向いているときは揚力を発生させ回転力にする。回転しているので風下を向く区間もあるのだが、そのときには逆向きの揚力を発生させないので回る。
記事によるとVAWTの利点は、タワーの高さよりも巨大なブレードを利用できる事と、風向きの変化に影響されずに発電できる事のようだ。またブレードの角度*2や角度を変える稼働部品が必要ないため、コストを抑える事ができる。
欠点としては、湾曲したブレードの製造コストが高くなる事のようだが、大型タービンにおけるブレードのコスト比率は低くなるため、大きな問題にならないと考えられる。また、ブレードが地面に垂直になっている原始的なデザインだと、脈動トルクになるらしい。
色々な形状があるようだが、スタイリッシュなので、それだけで魅力的だ。なお、Amazon.comで売っているので、小型のモノは一般的になっているのかも知れない。星二つなので、ユーザーに好評とは言えないようだが。
Urban Green Energy 4kW Vertical-Axis Wind Turbine by Automated Life, Inc. in Fort Lauderdale Florida
AutomatedLife さんが 2011/02/17 にアップロード
Urban Green Energy 4kW 2nd Generation Vertical Axis Wind Turbine Installed in Fort Lauderdale, Florida by Automated Life, Inc.
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