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メモ「科学オリンピック/挑戦の高校生急増 国内選考に熱気」

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 がんばれ! 理系学生を増やすには、やはり知恵を絞れば出来るのです! 先日もホワイト・ハッカーのコンテストをしていましたね、、、

 学校制度の改革とともに、いろいろ仕掛けて下さい。

青春、化学に注ぎ込め 科学オリンピック、挑戦者急増 国内選考に熱気 :日本経済新聞

 ロンドン五輪の盛り上がりの裏で、実験室を舞台に熱く静かな戦いが繰り広げられていた――。世界の高校生が化学の知識や実験の力を競う「国際化学オリンピック」の国内選考会が8月上旬、横浜市内で開かれ、化学好きの生徒たちが試験に挑んだ。化学のほか、数学、物理など理系科目の世界大会を目指す中高生は急増中。理系人材の育成のため、国も参加者の裾野拡大に乗り出している。

  「化学グランプリ」の2次選考では実験などで化学の実力を競う(9日、横浜市港北区の慶応大学)

「化学グランプリ」の2次選考では実験などで化学の実力を競う(9日、横浜市港北区の慶応大学)

 

 「水素イオンが導入された層状チタン酸化合物を、水および水酸化テトラブチルアンモニウム水溶液に分散させ、その後の挙動を比較し、どのようなナノ材料がどのように生成しているかを検討せよ」――。

 慶応大日吉キャンパス(横浜市港北区)の化学実験室で9日、日本化学会(東京)などが主催する「化学グランプリ」の2次選考が開かれ、全国から高校生83人が集まった。中高生約3200人が参加した7月の1次選考を突破した成績優秀者ばかりだ。

 メスシリンダーで溶液を量ったり、シリンジ(注射器)にフィルターを付けて溶液をろ過したり。張り詰めた雰囲気の中、実験用保護めがねをかけた白衣姿の生徒たちは黙々と実験を進め、観察結果を記録していく。

 試験は実験を行ったうえで関連した筆記問題が10問。グランプリの責任者を務める慶応大の片山靖准教授は「読解力や化学のセンス、実験の技術を問うのが狙い」と説明する。

 休憩なしで4時間に及んだ試験が終わり、ようやく生徒たちの表情が緩んだ。

 「小学校の時に元素の周期表の規則性を見て、化学の面白さを感じた」と話すのは唯一の女子生徒だった福島高(福島市)3年の田中光さん(17)。「この大会までは好きなことをやろう」と受験勉強を休んで、化学の勉強に集中して取り組んできた。

 甲陽学院高(兵庫県西宮市)3年の野村祐裕さん(17)は化学部の同級生と共に参加。「過去2回は1次選考で落ちていたのでリベンジを果たせた」と笑顔を見せた。

 この日の2次選考で、来年夏にロシアで開かれる「国際化学オリンピック」の日本代表候補20人が決定。今後、合宿形式の選考を経て代表は4人に絞られる。

 国際化学オリンピックは1968年に始まり、日本は2003年から参加。今年7月に米国であった大会には男子生徒4人が出場し、72カ国・地域の283人中、成績上位10%に当たる金メダルを2人が獲得するなど、全員が「メダリスト」となった。

 2年連続で金メダルを取った立教池袋高(東京・豊島)3年の副島智大さん(17)は「世界中の化学好きな高校生と文化の違いを話せて楽しかった」と満足そう。「大学でもっと勉強して、化学の研究者になりたい」と話している。


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