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メモ「格安航空ピーチ、中国本土へ 関空発着、年度内にも就航」

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 理屈にあったコスト削減/節減、いつの間にか過剰になり過ぎたサービスを削ぎ落とすことで創り上げた安価な料金体系、今まで高嶺の花だった飛行機使用が、時代とともに一般化しビジネスの変化高速化を全国的なものへと広げました。新幹線が出来て東京大阪間が3時間となった時の衝撃が、全国的なものとなったのです。

 そして、今回のLCCは瞬く間に多くの会社が参集し、拡大して行く。失敗する事業者も出るかもしれませんが、未だ創業世代が健全な間は発展して行くでしょう。今回は、旅時間短縮の感覚を庶民の間にも広げたことであります。ヨーロッパ旅行はとても身近かで、10年前の北海道旅行の感覚、ソウルや上海には東京から大阪への感覚、時間が短くなったことは人間の寿命を延ばしたのと等しい面あり。旅行好きの人には、所得が増えたのと同じ効果となっています。

 生活革命の一つの要素、科学技術進歩と同じく、生活を大きく変える要素であり、市民レベルの相互理解の基となってくるはず。中国や韓国での反日教育でも現実に市民レベルの交流が増えれば、戦争を起こす要素は少なくなるはず。経済的にも相互依存の体系が出来てくれば来る程、政治的な衝突回避の目に見えない力が働きます。更に市民レベルの交流が増えることで、世界平和が確かなものとなって行くことを願うものです。

 ピーチの視点は、日本から視た構造というよりも、巨大な潜在市場であるマーケットを軸に発想をしている点、素晴らしいと思われます。旅であれば、地方空港から他国の地方空港でも、かえって興味深い計画が組めるはずです。

 一昔前、日航に息子が就職している親父で、毎週沖縄へ飛び週末を過ごしていた人がいました。時々満員で帰阪が月曜になったりしていましたが、空きスペース利用には航空会社は社員家族に肝要な処置をとっていたのです。これと同様なことが普通の人にも出来るということです。

 また学生でも、現地費用は物価の高い東京辺りとそんなに変わらないので、学力に応じた海外への留学も盛んになることでしょう。

 何かわくわくする社会の到来を感じます。不況と電力不足と俯いてばかりではない、それこそ、上を向いて歩けそうですね!

朝日新聞デジタル:格安航空ピーチ、中国本土へ 関空発着、年度内にも就航

写真・図版 航空各社の搭乗率比較

インタビューに答えるピーチ・アビエーションの井上慎一社長=6日、関西空港

 関西空港を拠点にする格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」の井上慎一社長は6日、関空発着の中国路線を新たにつくる方針を明らかにした。すでに中国当局に申請しており、許可が下りれば年度内にも営業を始める考えだ。

 ピーチは全日本空輸などが出資して、日本初の本格的LCCとして今年3月に運航を開始。いずれも関空発で、国際線では5月、最安で片道5千円台のソウル線を始めた。7月の香港線に続き、10月には台北線を計画しており、中国本土は4路線目になる予定。国内では札幌や福岡など4路線を持っている。

 井上社長は「アジアから日本に旅客を連れてくるのが私たちのミッション(使命)。中国本土は人口が多く最大のターゲットだ」と意欲をみせた。

 具体的な就航都市については「例えば大連や青島のような沿岸部の都市はどこでも参入可能な人口がいる」と述べた。北京や上海など大都市の空港が混雑していて参入が難しい場合、早く路線を開設できる都市を優先して選ぶ方針。

 今年に入って開業が相次いだ国内LCCで、ピーチは国際線にいち早く参入した。今後も、関空から4時間以内で結べる外国都市への路線を検討し、ライバルに差をつける考えだ。(北川慧一)

■「質」でも攻勢 他のLCCと差別化

 就航半年を迎えた格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」の井上慎一社長が6日、朝日新聞のインタビューに応じた。低運賃で多くの利用客を獲得し、半年間の搭乗率は79%と好調だったが、新たな顧客層の開拓など課題も多い。今後の事業拡大に向けて、中国への新規路線への期待感を示した。

 日本航空、全日本空輸の大手が外注している機内清掃を客室乗務員が行うなど、徹底したコスト削減で安い運賃を実現。搭乗率はゴールデンウイーク、お盆の多客期に9割を超え、大手2社を上回る好調を維持した。

 とはいえ、井上社長は「現在の旅客動向は好調だが、いつ落ち込むか分からない」と話す。航空業界は大規模テロや景気悪化などで利用客が大幅に落ち込むおそれを常に抱えているからだ。

 顧客層を広げるため、井上社長は中国など新規路線開設という「量」に加えて「質」の改善を進めるつもりだ。それは安さだけでなく、機内で乗客に楽しんでもらえる取り組みを加速し、ジェットスター・ジャパンなど路線で競合するLCCとの違いを際立たせるやり方になる。

 一例として、ファッション関連の企業と組んで機内に斬新なデザインを取り入れることを挙げた。また、現在の機内放送は関西弁が中心だが、福岡や沖縄など就航先の方言を話せる乗務員を増やす考えだ。

 「価格だけでなく、おしゃれでおもしろいピーチを目指したい」(井上社長)

■「女性客狙い当たった」 井上社長との一問一答

 ――運航を始めて半年間の評価は。

 「搭乗率は予想していた75%を上回った。女性客をターゲットにした狙いが当たったのが大きい。欠航が多いと思われがちなLCCだが、実際には99%が運航しており、大手と変わらない水準を達成できた」

 ――需要の掘り起こしは成功したのでしょうか。

 「ピーチでは客室乗務員一人ひとりが乗客に親しみを持ってもらい、看板になってもらうことを目指している。乗客の中には、半年間で10回以上、孫を連れて乗ったというお年寄りの女性がいた。行き先に目的はないが、往復1万円で安いから乗っていると。移動手段の一つから、飛行機に乗ること自体が楽しみに変わったと実感した」

 ――ピーチが路線拡大を目指す東アジアでは外交問題が浮上しています。

 「こんなときだからこそ私たちの出番。低価格で交流が促進されることで、未来志向の関係をつくっていける。予約状況も安定しており、ほとんど影響はない」


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