ドイツも必ずしも順風漫歩で進行しているはずもありません。様々な困難、発電する北部地方と南の需要地帯への送電線設置が住民の反対もあって上手く行っていない、メインが石炭なだけにCO2問題がある…いざという時にはフランス等の原子力発電の電力を購入出来るので日本とは事情が異なる…今政府の【原発2030年代ゼロ宣言】をうけて、経済界等一斉に、既存勢力/社会が反発をしています。政府もモゴモゴ言訳の出来る曖昧さのある答弁をしています。このドイツの首相の困難も乗り越えて行く気概を感じ取り、明確な打ち出しをして欲しいものです。
【動画】ドイツのメルケル首相は、2030年代に原発の稼働ゼロを可能とするよう取り組むなどとする、日本政府の新たなエネルギー政策を歓迎したうえで、再生可能エネルギーの導入や省エネなどの分野で、協力を強化したいという考えを示しました。
ドイツのメルケル首相は、17日、首都ベルリンで、ドイツ内外のメディアとの記者会見に臨みました。この中で、メルケル首相は2030年代に原発の稼働ゼロを可能とするよう取り組むなどとする日本政府の新たなエネルギー政策について、「決定に敬意を表したい」と述べ、歓迎しました。
そのうえで、「日本が期待しているのと同じように、ドイツも日本との協力関係を強化し、経験を共有していくことを望んでいる」と述べて、再生可能エネルギーの導入や省エネ、それに送電網の整備などの分野で、日本との協力を強化したいという考えを示しました。すでに脱原発の方針を打ち出しているドイツは、現在、全体のおよそ20%を占めている再生可能エネルギーの比率を、2020年には35%にまで増やすことを目標に掲げて、エネルギーの転換を加速させています。