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必見!智慧得(756)「北欧での燃料電池車(FCV)の普及を共同で/トヨタ、日産、ホンダ、韓国・現代」

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 思う以上に早い展開です。昔なら、HVの次はPHV、EVと順番に開発発売して行くルールでしたが、家電製品やPCで崩れた様に、途上国の技術修得と低価格での追い上げで、順番に開発して行くという事が出来なくなっています。嘗て日本メーカーが米国を席巻した時の様に、今全世界で日本製品は席巻されています。自動車も例外でなく、好き嫌いに関わらず、並行しての技術開発やインフラ開発を進めて行かねば成らない様です。

 エコ的には、この「水素燃料電池車」は最上の究極の車です。エネルギー問題も相当に改善出来るでしょう。水素を作るにもエネルギーは必要ですが、水素燃料電池は文字通りの「蓄電池」であり、夜間等余った電力の最大の活用が可能です。原発に対する「揚水発電所」の機能です。

 供給基地を作るのに数億と電気供給に対して2桁上、今の石油給油所と比べても1桁余分に掛かります。日本のSSは4〜5万ヶ所ですが、少し過剰でもあり、数分の1でも可能と勝手に推定すれば、数兆で可能です。他国へ流出する燃料代が年間20数兆ということであれば、ひねり出せる範疇です。

 今後の日本の産業も、このエネルギー問題を解決して行く事で世界をリード出来るものが出てくると思います。レアアースが入手困難と成れば、必要に応じての解決方法:他国からの開発輸入、国内での採掘開発推進、使わずに同じ機能を果たす技術の開発…この1年でとてつもなく早く進行しています。

 トヨタは唯我独尊でなく、みんなを誘って次の時代を切り開く姿勢を明確にしています。米国ともドイツとも、そして韓国とも、共同して新しきマーケットを築こうとしています。

 水素がエネルギーと成れば、地下資源は特定の物に限らず、更に進歩すれば、人工光合成からの方法すら現実に理論は出来上がっているのです。

 原子力発電が、安全性やコストの如何にかかららず、廃棄物処理で暗礁に乗り上げる事が周知と成って来ているので、政治的な賛成とか反対とかの感情論や経済論では、もう議論しても致し方ないのです。福島他の現実処理と後処理は当面数十年はしっかりせねば成りませんが、今後は、エコロジー的に考えざるを得ない様です。

 本日の報道では、JAが明確な「脱原発」を打ち出しました。政治論経済論より、目の前の作物の事を考えて/原点を考えて、全会一致で決議した様です。なんと言っても969万人の組合員のJAです。

 自然の原理に従ったところへ落ち着いて行く事と信じています。

燃料電池車 日韓共同で普及 トヨタ・日産・ホンダ、現代自と北欧で :日本経済新聞

 【フランクフルト=下田英一郎】トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、韓国・現代自動車の4社は10日、北欧での燃料電池車(FCV)の普及を共同で進めることで合意した。北欧は再生可能エネルギーの導入が進むなど環境意識が高いことからFCVの需要も大きいと判断。車両販売に必要なインフラ整備を各政府や関連企業に働き掛ける。

 契約期間は2014年から4年間。対象となる国はノルウェー、スウェーデン、アイスランド、デンマークの北欧4カ国。FCVの燃料となる水素の供給インフラ整備をすでに進めている国々で、欧州の中でもFCV普及に前向きとされる。

 トヨタは15年にもセダンタイプのFCVを発売する予定だが、世界的に水素の供給体制などが不十分なのが課題。このため北欧で政府やエネルギー企業、自動車販売店などを巻き込んだFCV普及のためのインフラ整備を急ぐ。これをモデルケースにして世界規模でFCV普及を促していきたい考えだ。

 水素を燃料とするFCVは、走行中に排出するのが水だけの「究極のエコカー」とされる。航続可能距離も500キロ程度とガソリン車並みだ。100〜200キロごとに充電が必要な電気自動車(EV)よりも使いやすいが、水素の供給整備にコストがかかるのが欠点。EVの充電設備が数百万円にとどまるのに対し、水素供給の設備は数億円とされる。

燃料電池車(FCV)の普及は2015年に北欧4カ国から始まる ! | キャリア | マイナビニュース

今年2月、HYUNDAIとキアがノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランドの北欧4カ国と水素燃料電池自動車(FCV)の普及協力に関する了解覚書(MOU)を締結済みで、FCV普及機関「スカンジナビアン水素ハイウェイパートナーシップ」と共同で普及活動を推進中。

 10月11日付けの新聞報道などによると、日本の大手各メーカー(トヨタ、日産、ホンダ)もこれに追従するようです。

北欧は欧州の中でも再生可能エネルギーの導入が進むなど環境意識が高いことからFCVの需要も大きいと判断したようで必要なインフラ整備を各政府や関連企業に働き掛ける模様。(契約期間は2014年から4年間)

まず北欧で政府や関係企業、販売店を巻き込んでインフラ整備を進めた後、北欧を事例にFCVの普及を世界レベルで促していくものと予測されます。

 

ホンダが開発中の燃料電池スタック

FCVは走行中に出るのが水だけという「究極のエコカー」で、航続距離がガソリン車並に長く充電も不要なことから、かねてから本命視されていますが、最大のネックはインフラ・コスト。水素供給設備は億単位とされており、企業レベルでは到底無理な話。

 

一方で「トヨタが「2015年末までに新型HVを21モデル投入」を発表 !」や「ホンダ伊東社長が「成長戦略」を発表 ! その怒涛の中身とは ?」でもお伝えしたとおり、各自動車メーカーは2015年のFCV車発売に向けて開発に取り組んでおり、日本などでの本格普及には国家レベルの環境整備が急がれます。

 (Avanti Yasunori

ホンダ FCXクラリティ ホンダ FCXクラリティ トヨタ FCV-R トヨタ FCV-R 日産 TeRRA (テラ) ホンダ FCV用 燃料電池スタック トヨタ FCV用 燃料電池スタック 日産 FCV用 燃料電池スタック

【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】http://clicccar.com/?p=201495

画像付き元記事はこちら:燃料電池車(FCV)の普及は2015年に北欧4カ国から始まる !(http://clicccar.com/2012/10/12/201495)


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