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必見!智慧得(766)「吉村知浩・ 今井久志・近藤勝義/強度高く曲がるチタン製造法開発」

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高強度で曲げやすいチタン、レアメタル不要 阪大など  :日本経済新聞

 大阪大学の近藤勝義教授らと電炉などを手がけるフルテック(大阪府八尾市)は、強度が高く曲げやすいチタンの製造法を開発した。高価で将来の調達に不安を抱えるレアメタル(希少金属)を混ぜなくて済む。高純度チタンを産業利用する際の製造コストを現在より約3割抑えられる見通し。2〜3年以内の実用化を目指す。

 純度の高いチタンは極めてさびにくく軽い。さびにくい鋼材の代表例であるステンレスより優れている。ただ、そのままでは強度が足りず、バナジウムやモリブデン、ニオブ、ジルコニウムといったレアメタルを加え、化学プラントや発電所の配管などに使っている。(全文はURL)

阪大、粉末冶金で高強度のチタンを米陸軍と開発:日刊工業新聞

 大阪大学接合科学研究所の近藤勝義教授と三本嵩哲大学院生らは米国陸軍研究所(メリーランド州)と共同で、高強度で伸び率を維持したチタンの作製に成功した。純チタンに酸素を固溶体で入れて金属粉末を成形したうえで焼結する粉末冶金(やきん)法を用いた。
 汎用で使うチタン合金より強度、伸び率はともに高く、製造工程に溶解がないためコストを抑えられるメリットがある。医療機器や化学プラントの構造体材料などでの利用が想定できるという。
 成果は日本時間11日に米アトランタで開催の「チタン国際会議」で発表する。今年の同会議で研究成果を報告する日本人グループは、阪大が唯一になる。純チタンは強度が弱く、バナジウムやニオブデンなどのレアメタルを入れたチタン合金は伸びが弱い。開発したチタン材は純チタンに酸素添加量が一グラム当たり1・5%の酸化チタンを粉末冶金で混合した。

(全文は本紙へ)

(ニュースリリース)

http://www.jim.or.jp/journal/j/pdf3/73/10/768.pdf 

日本金属学会誌 第 73 巻 第 10 号(2009)768?772

純チタンの結晶粒微細化と酸化物分散強化

 

吉村知浩1,?今井久志2近藤勝義2

 

1大阪大学工学部応用理工学科機械工学科 2大阪大学接合科学研究所

(詳細は本紙へ)


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