日本でもレアアース確保の為に「ゴミ処理でのレアアース回収」、「バイオマスの為の下水等の有機物の活用」…昔は「人糞の回収と肥料化」(昔と言っても50年程前までは続いていました/いまは人糞は使用していませんが生ゴミでの肥料化は実施中)…但し、主として焼却と埋立、一部は中国等への輸出となっています。残念ながら、原子力発電の廃棄物は処理方法と埋立立地が定まりません。米国でも同様であり、世界中で「目をつぶっての先送り」です。…ゴミを征するものは世界のリーダーたる資格が出来ると思います!
まさかのゴミ不足…スウェーデンでは他国からゴミを輸入している:らばQ
ゴミ問題と言えばどこの国でも抱えている環境問題の1つですが、ゴミが増えすぎて困っている国だけかと思いきや、ゴミが少なくて困っている国がありました。
なんとスウェーデンでは他国からゴミを買っているのです。
スウェーデンと言えば一世を風靡したABBA(最も売上枚数の多いアーティスト4位)というシンガーグループで有名ですが、それとは別の新しい記録を作りつつあるようです。
環境先進国のスウェーデンでは廃棄物を利用してエネルギーに変えることに成功しているとのことです。ただしその成功により別の問題も出てきました。
スウェーデンでは、別のエネルギーに変換することで効率がよくなり、埋め立て地に行くゴミは全体のたった4%とのことです。
単純にゴミの量が少なく、エネルギーにするだけのゴミが足りないのです。そこで、年間80万トンの廃棄物を他国から輸入し始めました。
すでにノルウェーはスウェーデンに廃棄物の回収をしてもらうために支払いをしているそうで、将来的には埋め立て地に頼るしかないブルガリア、ルーマニア、イタリアなどからのゴミの輸入も考えているそうです。
ゴミの管理という点では、スウェーデンは世界の先頭に立つ数少ない国のひとつで、廃棄物から生み出したエネルギーにより25万戸へ供給されています。
ちなみにアメリカでは2010年だけで2億5000万トンのゴミが出たそうで、そのうちリサイクルされたものは34%に過ぎません。
将来は資源の不足によりゴミの価値も上がり、売ることも出来るようになるかもしれないと、環境保護局シニア・アドバイザーは伝えています。
まさに捨てる神あれば拾う神ありですね。
In May 2011, uncollected rubbish piled up in Naples, Italy. Sweden hopes Italy might be willing to export the problem.