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京都賞:３人に授与− 毎日ｊｐ(毎日新聞)
科学や思想などの分野で貢献した人を顕彰する「第２８回」（稲盛財団主催）の授賞式が１０日、京都市左京区の国立京都国際会館で開かれた。基礎科学部門で受賞した分子細胞生物学者の大隅良典・東京工業大特任教授（６７）ら３人に賞状やメダル、賞金５０００万円が贈られた。
他の受賞者は、先端技術部門が米国籍のコンピューター科学者、アイバン・エドワード・サザランド氏（７４）、思想・芸術部門がインド国籍の文芸批評家、ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク氏（７０）。大隅氏は、栄養不足の細胞が古いたんぱく質をアミノ酸に分解し、新たなたんぱく質を再生する現象「オートファジー」の仕組みを解明したことなどが評価され、「小さな発見が病態理解や医療応用へ発展することを期待する」と述べた。【五十嵐和大】