宇宙ニュース #82 (2012.11.8 OA)
txspacenews さんが 2012/11/12 に公開
【毎週木曜夜9時54分 放送中】
星出飛行士3度目の船外活動/地上の星たちスペシャル
http://www.tv-tokyo.co.jp/spacenews/
星出宇宙飛行士はNASAの医学研究やISSシステムのメンテナンス作業などを実施:JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在 - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA 2012.11.13
11月12日、星出宇宙飛行士は、NASAの医学研究であるSPRINT(Integrated Resistance and Aerobic Training Study)の一環で、被験者として検査を行ったほか、国際宇宙ステーション(ISS)の機器のメンテナンス作業などを行いました。
SPRINTのために、ケビン・フォード宇宙飛行士が、超音波装置、ビデオカメラ、マルチプロトコルコンバータを準備した後、星出宇宙飛行士は、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士とともに、お互いに支援しながら右足の大腿部とふくらはぎにマーキングした後、大腿部とふくらはぎに機器を装着し、地上のチームの遠隔操作により筋量の計測を行いました。今回の計測は、帰還7日前に合わせて行われたもので、長期滞在中最後の計測となります。SPRINTは、長期滞在クルーを被験者として、高負荷・短時間の運動で、筋委縮や骨量の減少を最小限に抑えるプログラムを開発するための実験で、この検査は長期滞在中の筋量の変化を記録するために行われたものです。
また、定期的な音響環境計測の一環として、24時間身体に身に着けて宇宙飛行士自身が受ける音響環境を計測するための機器をフォード宇宙飛行士から受け取りました。
この他に星出宇宙飛行士は、米国のトイレ(Waste and Hygiene Compartment: WHC)の洗浄タンクに定期的に水を補充する作業や、水再生システム(Water Recovery System: WRS)と改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)の定常的なメンテナンス作業を行いました。
11月19日の帰還に向けて、この日の作業時間のうち、1時間をその準備に費やしました。
「火星のGoogleマップ」がヴァージョンアップ « WIRED.jp
「Google Earth」の火星探索レイヤーに、1ピクセルが約6mと非常に詳細な地形画像などが追加された。「キュリオシティ」が着陸したクレーターは3Dでズームできる。
Images: Google Mars
無料でダウンロードできる「Google Earth」は2009年から、火星を探索できる「Google Mars」レイヤーを含んでいる。ブラウザー版よりも高い精度で火星を探索できるものだ。
グーグルはこのほど火星の情報を更新し、さらに詳細な画像のほか、一部の場所については3D表示も行っている。
まずは、米航空宇宙局(NASA)のマーズ・リコネッサンス・オービターが搭載するCTX(コンテキストカメラ)で撮影した帯状の領域が加えられている。
CTXの画像は、1ピクセルが約6mと非常に詳細だ。冒頭の画像の灰色の縞(しま)のひとつひとつは、CTXが画像化した領域であり、撮影されている範囲がわかる。違いを本当にわかってもらえるように、適当に選んだ地点の、CTXレイヤーをオフにしたもの(左)とオンにしたもの(右)とを紹介しよう。
Google Marsの今回の更新では、NASAの探査機「キュリオシティ」が着陸する可能性があった候補地4カ所のツアーも加わった。ここでは、火星で最も古い谷のひとつであるMawrth Vallisの着陸候補地を紹介しよう(下の画像)。キュリオシティが探査したかもしれない重要な地形がわかる。
NASAのエンジニアは最終的にゲール・クレーターに探査機を着陸させることに決めたわけだが(ゲール・クレーターは3Dでズームすることができる)、Google Marsの情報からは、もしかするといま集めていたかもしれない、もっとすごいデータがこんなにもあるのだということがわかる。