フリーハンドで綺麗な図形が描けるテーブル型装置「dePENd」 - DigInfo TV
慶應義塾大学 筧康明研究室のグループは、フリーハンドで円や直線を描くことができるテーブル型装置を開発しました。
このシステムは、テーブル内部の磁石の位置をXY方向にコンピュータ制御することで、手描きの描画をアシストする仕組みで、コンピュータグラフィックで行われていた描画方法を紙の上で実現するものです。
"いつも使うようなボールペンをテーブルに乗せるます。すると、このようにフリーハンドで正確な円が描けたりとか直線が引けたり、あらかじめ用意したイラストなどを半自動で筆記することができます。つまりペンで描く途中に、正確な円を描きたいとか精度の求められるようなコンピュータグラフィックのような表現を切り替えて、ペンがアシストしながら描いてくれるシステムです。"
このシステムでは、ペン先が金属でできている一般的なボールペンかデジタルペンを利用できます。ボールペンを利用する場合は、描き始めの位置をXYテーブルの原点に合わせる必要がありますが、デジタルペンを利用すれば、任意の位置から描画を開始できます。
"デジタルペンは、ペンの位置の座標が分かるので、描きたい位置から始められたり、描いた絵を記録して複製できるので、何度も自分の描いたオリジナルをコピーして貼付けることができます。"
"精度の求められる図形を描くというのはもちろんありますが、遠隔地の先生の書き順とかを生徒が触覚によって描けるようになったりとか、いろいろな応用先があると思います。"
"ペンだけではなく、はさみやコンパス等いろいろな文房具にデジタル技術を入れてアシストしてくれるような、文房具という大きな枠でプロジェクトとして進めていきたいと考えています。"
Posted by Don Kennedy and R.Osugaフリーハンドで綺麗な図形が描ける「dePENd」 #DigInfo
diginfonewsjapan さんが 2012/11/28 に公開
フリーハンドで綺麗な図形が描けるテーブル型装置「dePENd」
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2012/11/22 SFC Open Research Forum 2012
慶應義塾大学
dePENd