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メモ「家庭用燃料電池/ガス会社」

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あのゴリラのエネファームです!

家庭用燃料電池を拡大 電力不足で55%増狙う :日本経済新聞

東京ガス、分譲地向け強化 大阪ガス、高効率の新製品 

 東京ガスや大阪ガスなど国内ガス大手が、都市ガスを使う家庭用燃料電池事業を拡大する。東邦ガスを含めた3社の2012年度の販売目標は11年度実績見込みを55%上回る。原子力発電所の再稼働が不透明ななか、家庭でも電力不足への対応や停電などの事態に備えるニーズが増すと判断、分譲地に一括提供する販売手法や価格を抑えた製品の投入で需要を喚起する。

 東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの家庭用燃料電池「エネファーム」の12年度の販売目標台数は1万4400台。11年度実績見込みの9250台を大幅に上回る。目標を明らかにしていない西部ガスも今年度実績を上回る販売を目指す。

 東京ガスの12年度の販売目標は11年度計画比約4割増の7100台。個別の一戸建て住宅への設置に加え、分譲地に丸ごと導入する営業を強化。1カ所あたり数十台まとめて販売を上積みする。

 震災後の電力不安を背景に11年度の販売台数は、目標の5000台に対し5600台程度に達する見通し。営業体制を刷新し、各支社に分散していた分譲地向け部隊を本社に一本化。デベロッパーへの提案ノウハウを集約できるようにした。今年度の分譲地向け販売は400〜500台の見込み。12年度には700台程度まで増やしたい考えだ。

 大阪ガスは12年度に燃料電池の販売数を6000台と、11年度見込みの2倍を目指す。4月に東芝グループや長府製作所と開発した高効率の新製品を発売する。部品点数の削減などで現行品より65万円安い約260万円(標準価格)に抑えた。

 12年度中に停電時も動く製品や、京セラなどと開発している発電効率の高い固体酸化物型燃料電池(SOFC)も投入する。既存住宅にも給湯器の買い替え時を狙って売り込む。

 東邦ガスも12年度に11年度実績の2倍の1300台を販売する計画。西部ガスは昨年、家庭用燃料電池に特化した営業部隊を新設。12年度は今年度目標の440台以上の販売上積みを目指す。都市ガス会社以外でも、JX日鉱日石エネルギーが12年度の販売目標を11年度見込み比約8割増の4000台としている。

▼家庭用燃料電池 ガスなどから作る水素を燃料に水の電気分解と逆の反応で発電する装置。2009年からガス各社が統一ブランドで販売し、電力会社の送電網への依存度が低い分散型電源として注目を集めている。新型機種の出力は700ワット前後で、家庭の電気の約7割を賄えるケースもあるとされる。ただ価格は250万円以上で、国の補助金を利用しても自己負担は100万円を上回る。普及には一段のコスト低減が課題だ。


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