先日、首相官邸がLINEを設定した、との報道あり。一応登録しては見たものの、使い方がよく判らない…トホホ…
「LINE」利用者が1億人突破、1年7カ月で :日本経済新聞
スマートフォン(スマホ)向け無料通話・チャットアプリ「LINE(ライン)」の利用者数が18日、1億人に達することが確実になった。世界最大の交流サイト(SNS)米フェイスブックより4カ月早い約1年7カ月で大台を突破する。スマホでのコミュニケーションサービスで主導権を握った格好。多くのユーザーを抱えるアジアのほか、今後は米欧でも利用者を増やし、コンテンツの課金やネット広告などの事業拡大につなげる。
■アジア各国では首位
韓国の検索サービス最大手NHN傘下のNHNジャパン(東京・渋谷)が運営するラインの登録ユーザー数は17日夜、9970万人を超えている。最近は1日当たり40万人ペースで利用者が増えており、18日午後にも1億人を突破する見通し。このうち日本は4割強。日本ではスマホ利用者の約5割がラインを導入しているもようだ。
6割を占める海外では台湾やタイ、インドネシアなどアジア各国で首位の座を確保。スペインや南米などでも急速にユーザー数を伸ばしている。今後は米国などで本格的に市場開拓に乗り出す。
ラインは無料アプリをスマホに取り込んで利用登録をして使う。スマホの電話番号かフェイスブックのアカウントを入力、利用規約に同意すると自分のスマホだけで使えるアカウントを取得できる。コミュニケーションをとりたい相手とは互いが「友だち」として登録すると、簡単な操作によって通話やチャットなどを無料でできる。
NHNジャパンの森川亮社長はラインの今後の目標として「フェイスブック並みの存在感を放つプレーヤーとなることだ」と指摘する。
フェイスブックは世界でのユーザー数が10億人超と、実名型SNSとしては圧倒的な強さをみせる。ラインの特徴は毎日使うユーザーが全体の65%と極めて高い点にある。1対1でのチャットの交換など身近な間柄での深いコミュニケーションのために使われる。より多数と交流するフェイスブックとは異なる。
■ビジネス展開に意欲
NHNは「(ラインを)スマホでのゲートウエー(玄関口)にする」戦略だ。パソコン全盛期に「ポータルサイト」で主導権を握った企業がネット広告などで収益を拡大したように、今後はスマホでの様々なビジネスを展開、強化していく。
具体的にはラインの特徴である大ぶりの絵文字「スタンプ」やゲームなど有料コンテンツを販売する個人向けサービスと、広告や公式アカウント提供など企業向けサービスが柱となる。スタンプで人気のキャラクターを使ったグッズ販売やアニメ制作にも着手した。日本発のネットサービスが世界規模で利用者をどこまで増やせるかが注目されている。
最近ではディー・エヌ・エー(DeNA)やサイバーエージェントなどが同様のサービスを始めており、今後は競争が一段と激しくなる。特にDeNAは無料で多くのスタンプを提供するような思い切った手を打っている。これまで大きく先行してきたNHNジャパンにとってはラインの利用者に新たなサービスを開発して顧客層を一段と拡大できるかが試されている。