これでようやく竹島、尖閣諸島、北方領土と北朝鮮情勢の把握が可能となり、常時管理体制が敷ける。後は分析要員増強が必要。
情報収集衛星打ち上げ成功 4基の監視体制実現へ - 47NEWS(よんななニュース)
宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は27日午後1時40分、政府の情報収集衛星レーダー4号機と、光学実証機を搭載したH2Aロケット22号機を、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。
打ち上げ後、二つの衛星はそれぞれ軌道に投入され、打ち上げは成功した。H2Aは16回連続の成功となった。
4号機は、初期の調整を経て4月以降に本格運用する予定。地上のあらゆる場所を1日1回以上撮影するため政府が目標とする、レーダー衛星と光学衛星が少なくとも各2基の「4基体制」が実現する。
レーダー衛星は、夜間や曇りでも地上を監視できるのが特長。
政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケット22号機は、27日午後1時40分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。衛星は地球を回る軌道に投入され、打ち上げは成功しました。
情報収集衛星を載せたH2Aロケット22号機は、打ち上げの5秒前に1段目のメインエンジンに点火され、午後1時40分、ごう音とともに発射台を離れました。
ロケットは補助ロケットや1段目を分離して上昇を続け、予定の高度で、衛星を地球を回る軌道に投入し、打ち上げは成功しました。H2Aの打ち上げは、これで16回連続で成功しました。
今回、打ち上げられた情報収集衛星は、夜間や悪天候でも電波を使って地上の様子を撮影できる「レーダー衛星」です。日本の安全保障などに関する情報を集める事実上の偵察衛星で、地上にある1メートルの大きさのものを識別できるとされ、災害時にも活用されることになっています。
情報収集衛星には「レーダー衛星」のほか、カメラで地上を撮影する「光学衛星」があり、政府は、これらの衛星をそれぞれ2機以上、運用することを目指してきました。しかし、打ち上げの失敗や衛星の故障などが重なったため、今回の衛星がうまく機能すれば、計画は10年遅れで実現することになります。
安倍総理大臣は「情報収集衛星を所定の軌道に投入できたことを喜ばしく思う。今後、運用段階に移行すれば、光学衛星とレーダー衛星それぞれで、地球上の特定地点を1日1回以上撮ることができる4機体制が実現することになる。政府としては、わが国の安全保障と危機管理に万全を期するため、4機体制を最大限活用し、情報収集を確実に行っていく」というコメントを発表しました。
情報収集衛星打ち上げ 4基の監視体制実現へ、H2A16回連続成功 - MSN産経ニュース
政府の情報収集衛星・レーダー4号機などを搭載したH2Aロケット22号機が27日午後1時40分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。正常に機能すれば、情報収集衛星は政府が目指してきた光学衛星、レーダー衛星各2基の4基体制による本格運用が初めて実現する。
情報収集衛星は北朝鮮の軍事施設などを監視する事実上の偵察衛星で、平成10年に導入計画が決まった。北朝鮮による昨年末のミサイル発射や3度目の核実験示唆などで役割が高まる中で、計画から15年で本格運用の見通しとなった。
情報収集衛星は日中の晴天時に撮影する光学衛星と、夜間や曇りでも撮影できるレーダー衛星で構成。15年から順次打ち上げ、19年2月にいったん4基がそろったが、本稼働前にレーダー衛星が故障。光学、レーダーの各2基が同時に稼働し、地球上のどこでも1日1回撮影できる本格運用は実現していない。
レーダー4号機は稼働中の同3号機と同じ設計で、識別可能な物体の大きさ(解像度)は約1メートル。今後約3カ月かけて機能を確認する。開発費は243億円、打ち上げ費用は109億円。26年度に打ち上げる光学5号機の性能確認用の実証機も今回、同時に打ち上げ予定軌道に乗せた。
H2Aは16回連続の成功で、成功率は95・4%に向上し信頼性をさらに高めた。