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memo ∞ 「ユニ・チャーム、中国1400都市に販売網 100億円で新工場 紙おむつ、内陸部を開拓」 

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 中国の紙オムツ市場は、大都市中心に通販も含めて普及しており、P&Gが最高価格帯であり、邦貨換算で日本と略同レベルの値段です。中国国産品は半分以下です。本年からは、花王も現地生産し直接市場参入とのことです。いよいよ普及価格となり完全にテイクオフとなるでしょう。この高額でも市場が出来て来ており、日本100万対中国2000万出生数の差を考えると、恐ろしい程の巨大市場となるでしょう。

ユニ・チャーム、中国1400都市に販売網 100億円で新工場 紙おむつ、内陸部を開拓 :日本経済新聞

 ■首位P&Gと差大きく ユニ・チャームによると中国の乳幼児用紙おむつ市場で同社は2割弱のシェアを持つ。販売代理店を通じ上海など沿海部の量販店に商品を納入し、2012年末までに上位800都市で自社製品が販売されるようにした。中国には約2500都市があり3割程度をカバーした計算だが、首位P&Gはシェアで3割強と10ポイント以上の差がある。

 そこで13年は内陸部の主要都市や沿海部の中規模以下の都市での製品供給を開始。年内に200都市を上乗せし、計1千都市で自社製品を売る。P&Gは中国では約1400都市で販売網を持つとみられ、ユニ・チャームも2〜3年で同じ規模に引き上げる。生理用品も含む中国事業の売上高は12年3月期で約560億円だが、15年3月期は1千億円を目指す。

ユニ・チャームはシェア拡大へ相次ぎ工場を開設(昨年稼働した天津工場)

ユニ・チャームはシェア拡大へ相次ぎ工場を開設(昨年稼働した天津工場)

 生産体制も強化する。昨年8月に数十億円を投じた中国4番目の天津工場を稼働させたが、5番目の揚州工場(江蘇省揚州市)は昨年末までに着工。13年末の稼働を見込む。天津工場とともに内陸部へ供給する商品を生産し、沿海部向け商品を作る上海の3工場と役割を分担する。内陸部へはベトナム・ハノイ工場からの供給も検討する。

 ■対日感情悪化の影響小さく 花王によると、中国の乳幼児用紙おむつ市場は日本とほぼ同規模の約1400億円。20年には現在の約3倍になるとの予想もある。中国では景気の減速に加えて沖縄県の尖閣諸島を巡る対日感情の悪化もあり、嗜好品に近い化粧品は資生堂が昨夏以降、売上高で前年同期比2ケタ減。だが生活に密着した日用品は影響が小さく、ユニ・チャームも反日デモのあった昨年9月に一時減速したのを除き、前年比2〜3割増が続いている。


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