いつの世も、時代を読み、手を着実に熱心に打っている所に、光が差し込みます!…どの業界でも同じです。あなたの会社は、[30年経過]していませんか、していたら[30年前と異なる分野がどのくらいのウエイトになっていますか]… 一つの目安が出てくるはずです。変化していなければ、無くなります。老舗程、意外と変化しているものです!!
オンリーワン企業快走 新興545社4〜12月経常益6%増 ペット保険/幼稚園で体育指導/すしロボ輸出 小回り経営強み :日本経済新聞
新興市場に上場する企業の2012年4〜12月期決算は連結経常利益が前年同期比6%増と、東証1部上場などの大企業並みにとどまった。従来勢いのあったネット関連などの増益率が鈍る中、存在感を高めたのが、独自技術やサービスを展開する企業。こうした「オンリーワン企業」は小回りをきかせて着実に需要をとらえ、収益を成長させている。
ジャスダックと東証マザーズの2市場に上場する3月期決算企業545社(金融・複数上場除く)を対象に集計した。増益率は前年同期の2ケタ増から鈍化。特に非製造業が3%増益にとどまったことが響いた。
こうした中、着実に収益を伸ばしたのはライフスタイル変化に機敏に対応した企業が目立つ
少子化を背景に高まるペット関連の需要を取り込んだのが、ペット向け保険で国内シェア7割を握るアニコムホールディングス。全国の動物病院と提携。窓口で保険証を提示すると治療費の負担が減る仕組みを構築し、4〜12月期の経常利益は21倍に拡大した。
アニコムホールディングスはペット向け保険が伸びている
幼稚園に体操やサッカーの指導員を派遣している幼児活動研究会は7割強の増益を達成。保護者の間で運動への関心が高まっており、クラブへの参加人数は約5万2000人に達した。
照明器具のオーデリックは節電需要が追い風となった。電力消費の少ない発光ダイオード(LED)照明できめ細かなニーズに対応した商品を投入し、4〜12月期は過去最高益となった。
もう一つのキーワードは、足元のスマートフォン(スマホ)需要の取り込みだ。
音声でスマホを操作するNTTドコモの「しゃべってコンシェル」。同サービスの採用機種拡大を追い風に、基幹となる音声認識ソフトを手掛けるフュートレックの経常利益が2倍強に拡大。通期でも経常最高益を見込む。電子書籍を配信するパピレスも4割強の増益だ。
独自の高い技術力を武器に日本発ブランドの海外展開で成長を続ける企業もある。国内のすしロボットで圧倒的なシェアを持つ鈴茂器工は海外での日本食人気を受け3割近い増益を達成。日本マニュファクチャリングサービス(nms)も中国で派遣事業が伸びた。
ネット企業の中でも不調組はある。携帯コンテンツ開発のドリコムはスマホ移行への遅れなどで大幅減益。乗り換え案内サイトの駅探も従来型携帯電話サイトの解約増が響いた。
新興企業全体の13年3月期通期は経常利益が2%増にとどまる見通し。独自の競争力で収益を伸ばす企業と、伸びが鈍化する企業で二極化が進む可能性もありそうだ。