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メモ「M9級地震解明/文科省、研究計画見直し」    

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M9級地震解明に全力 専門家100人参加 文科省、研究計画見直し :日本経済新聞

 現行計画に参加している約300人の研究者の3分の1程度を巨大地震の研究に振り向ける。発生メカニズムや、火山噴火、内陸部の中小地震との関係などを調べる。東日本大震災は従来の学説では説明しきれず、このまま計画を続けても次の巨大地震への備えに生かせないと判断した。

 改定計画では連動型の巨大地震を効率的に研究するため、地域ごとにばらばらな研究者間の協力も促す。今後発生が想定される静岡県沖―日向灘の東西約750キロメートルを震源域とする巨大地震は近畿、四国、九州の大学が連携。岩手県沖―茨城県沖の南北約500キロメートルが震源域の地震は東北大学と東京大学などが組む。

 M9級の巨大地震は地球を覆うプレート(岩板)どうしがくっついたりはがれて壊れたりする仕組みが複雑とされる。コンピューターを使った模擬実験には新たな計算モデルや高い演算性能が求められ、スーパーコンピューター「京」の活用も検討する。12年度の研究費は約3000万円。

 基本計画の大幅な見直しは阪神大震災を受けて1999年に、直前予知研究を棚上げし地震のメカニズム解明重視に改めて以来。文科省の専門家グループが今月30日に見直し案を文科相の諮問機関、科学技術・学術審議会の分科会に提示。同審議会が2月に文科相に建議し、政府の地震調査研究推進本部の基本方針にも盛り込まれる見通し。


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