”やりたいことを実現する” ベンチャー企業の典型パターンです!何としてもやり抜く強い意志と勇気に万歳!
TBS「夢の扉+」2月5日(日)#40「琉球紅茶を世界に!」
ドリームメーカー/沖縄ティーファクトリー代表 内田智子 さん
沖縄発!高級紅茶を世界の大舞台へ!
〜琉球紅茶を沖縄の一大産業に育てる女性ブレンダー〜
『沖縄も必ず紅茶のニューフロンティア(=新しい高級紅茶の産地)になる!』
インドのダージリンやアッサムに負けない高級紅茶の産地として、沖縄を世界に認めさせようと、沖縄産の紅茶作りに取り組むのは、沖縄ティーファクトリー代表・内田智子。内田が生み出す「琉球紅茶」は、最も高いもので100g=1万円!その品質は食の王国フランス・パリでも評価され、沖縄の産業界でも期待されている。『この紅茶が世界に大きく羽ばたくことで、沖縄の人々に笑顔になって欲しい–』
福岡出身の内田が紅茶の道へ進むキッカケとなったのは、夫の転勤で渡ったスリランカだった。そこで飲んだ紅茶の美味しさに、『目の前の世界が変わった』。スリランカで茶木の栽培や製造、ブレンド技術を学んだ内田は、その後、夫の転勤で沖縄へ。パイナップル畑の土を見て閃く–「スリランカの赤い土がここにもあった!」と。
1996年、私財を投じて沖縄県うるま市に2000本の苗を植えたが、十分な土壌調査や生育技術を持っておらず失敗・・・。失意に沈む中、内田は、金武町の職員(当時)与儀実栄と出会う。紅茶栽培に理想の土地である沖縄は、世界的な紅茶の産地になれる–内田に説得された与儀は、その“夢”の最大の理解者となる。金武町という町のバックアップを得て、沖縄での紅茶生産はようやく軌道に乗り始めた。
ティーブレンダーとして確かな技術を持つ内田が生み出す琉球紅茶。しかし、生産に協力する沖縄の農家の人たちから不満が出始める。紅茶の木は植えてから収穫まで3年。つまり最初の3年間は、農家はほぼ無収入なのだ。そして未だに十分な生産量が確保出来ていないため、十分な報酬を農家に還元出来ていなかった。
報酬を支払うためにも「増産」は必須だ。世界に勢いよく羽ばたこうと、内田は、イギリス・ロンドンで、世界屈指のティーテイスターに、琉球紅茶を売り込もうと計画する。農家と内田の両輪が再び力強くかみ合わさり、琉球紅茶は、本場で認められるのか–。琉球紅茶の未来をかけた挑戦を追う。