ジョージ ダイソンが語るコンピューター誕生の物語 #TED http://on.ted.com/AJKC
ジョージ ダイソンが語るコンピューター誕生の物語 | Video on TED.com http://www.ted.com/talks/lang/ja/george_dyson_at_the_birth_of_the_computer.html
歴史家であるジョージ ダイソンが、現代のコンピューター誕生にまつわる
話を、その16世紀の起源から、初期のコンピューター技術者による可笑し
な日誌まで紹介します。
Translated into Japanese by Satoshi Tatsuhara
Reviewed by Yasushi Aoki
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《「TED」は掲載したい方もボランティア、各国の翻訳する方々もボランティアのサイトです。全てが日本語字幕が出る訳ではありませんが、番組は相当の数がありますので御楽しみ下さい!》
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1960年から少し過ぎた頃、日本でも真空管のコンピュータが作られていました。聞き及んでいるのは、京都大学理学部に2教室ぶち抜きの真空管コンピュータがあったとのこと。1970年にはIBMやNCRセンチュリー、富士通のファナックシステム3、NECの2000シリーズが出だした頃です。IBMの記憶媒体はカードであり、他は紙テープ(NCRのみ逆読み)、未だ磁気テープは存在しませんでした。漸くステレオの殆どが真空管から石に変化したときでした。シャープでも小型を作っており、足蹴にすればパタパタとタイプライターのアウトプットが動く様な代物でした。
その頃の卓上計算機は、一桁1万円時代から漸く半額セール(それでも数万)になってきていました。カード式電卓が出来るのは数年後です。記憶媒体も直径8ミリメートル程のドーナツ型にニクロム線2本を通して、プラスマイナス=フウフラッター回路を作っていました(上記の図がそれに相当しますか?)。その内に石と代わり、ICとなり、LICとなって行きました。それからは、目に見えないプリントで創る世界へ入り、いまや原子レベルのナノテクで「±」を表す様になりそうです。わずかに50年余です!
ハードもソフトもスザマジイ進化であり、iPhone・iPad以降電話機のタブレット化、TVのPCとの一体化で、生活習慣そのものを大きく変えてしまいそうです。とうとう囲碁の名人がコンピューターに負けてしまいましたね。
エネルギーも木材から石炭石油、天然ガス、そして再生エネルギー系へと進んでいます。太陽光発電や他の技術もナノテクノロジーが更に活用されてくれば、効率面での大躍進が考えられます。電気は殆ど自前で賄える時代が来るかもしれません。いろいろな希望を持って、コンピューターがスタートした時代から100年後を推定して見るのも有意義ではないかと思います!