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必見!智慧得(367)「宇宙ニュース」2012.2.7#42

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宇宙ニュース テレビ東京のトップページです。

宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ) 

宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)

ツイッター公式アカウント @JAXA_jp

宇宙ニュース #42

 さんが 2012/02/05 に公開

神秘的な映像を満載「宇宙からのオーロラ展」、地球型惑星が50光年以内に続々発見?宇宙からのメッセージ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/spacenews/

 

これが月の裏側だ!NASAが探査機「エブ」による映像を公開(動画):らばQ

月の裏側01

 月は常に地球に同じ側を向けているため、地上から裏側を見ることはできません。

これは月の公転周期と自転周期が一致しているためですが、アメリカの無人探査機「エブ」が撮影した鮮明な月の裏側の様子を、NASAが公開しました。

映像をご覧ください。

Grail Mission Snaps Far Side of the Moon - First Look

NASAは昨年9月に双子の探査機「エブ」と「フロー」を打ち上げ、年末から年始にかけて両機を月軌道に乗せることに成功しました。

この映像は「エブ」が1月19日に試験的に撮影したもので、「東の海」と呼ばれる幅約900kmの盆地も含まれています。

今後はさらに月に近づき、2機が連携して月の重力分布、そこから内部構造を明らかにするなどの, 本格的な探査が行われるとのことです。

地球似の惑星が続々 宇宙望遠鏡「ケプラー」が革命 :日本経済新聞

 水と生命にあふれた地球は、宇宙でも他に類を見ない「奇跡の星」なのだろうか。最新の観測で、地球の最大の特徴である「液体の水」が存在できるような惑星が相次いで見つかっている。知的生命体を巡る興味も尽きないが、地球に似た環境の星は宇宙ではありふれているのかもしれない。

 「地球の双子を探す研究の大きな一里塚だ」。2011年12月、米航空宇宙局(NASA)は地球によく似た惑星「ケプラー22b」を発見したと発表した。地球から約600光年かなたのこの惑星は、大きさ(半径)が地球の2.4倍。太陽よりわずかに小さい恒星の周りを、290日かけて1回りする。

 表面がセ氏22度ほどとみられ、全ての水が蒸発することも凍り付くこともない。液体の水が存在できる環境という。これが地球にそっくりと話題になった。水が生命を育み、知的生命体が息づく地球がもう一つあるとなれば、知的好奇心をくすぐるのも当然だ。

 地球は太陽から程良く離れて水に恵まれた。地球のある太陽系は8つの惑星を持つが、表面に液体の水があるのは地球だけだ。ケプラー22bも、太陽に相当する恒星から少し離れ、液体の水が残っているかもしれない「ハビタブルゾーン」と呼ぶ範囲にうまく入った。

 実は過去にも数例、ハビタブルゾーンにある惑星が見つかっている。地球から36光年先の惑星「HD85512b」がその一つ。また20光年離れた「グリーゼ581」という恒星は4つの惑星を持ち、そのうち2つがハビタブルゾーンにあるといわれる。

 ただ、いずれも中心の恒星は太陽より暗く小さい星で、惑星の公転周期も数十日と短い。東京工業大学の井田茂教授は「現時点ではケプラー22bが地球に一番似ている」と話す。ただし、惑星の表面が岩石かどうかや、実際に水があるかどうかはわかっていない。

 10年までに見つかっていた太陽系の外の惑星は、木星のような大型のガス惑星が大半で、全部で500個ほどだった。しかし、11年に惑星とみられる星を、一気に約3000個も見つけた。

 発見ラッシュの立役者となったのが、NASAが09年に打ち上げケプラー22bを見つけた宇宙望遠鏡「ケプラー」だった。

 太陽系の外の惑星を探すのに適した望遠鏡で、15万個の恒星を同時に観察できる。恒星の前を惑星が横切ったときの明るさの変化から、惑星を見つけ出す。

 地球に近い大きさの惑星も多く見つかり「まさに“ケプラー革命”の年」(国立天文台の田村元秀准教授)になった。新たに見つかった中で、ハビタブルゾーンにある惑星の候補はケプラー22bを含めて48個。その数は今後まだまだ増えそうだ。

 田村准教授は「惑星が取り巻く恒星が宇宙にありふれていることをケプラーが示した。生命を宿す条件を備えた星も、宇宙にはたくさんあるはずだ」と期待する。

 ケプラー望遠鏡は、恒星と惑星の関係についても通説を覆した。

 太陽系では小さな岩石惑星が太陽の近くを、大きなガス惑星や氷惑星が太陽から遠くをまわる。ところがケプラー望遠鏡の観測では、質量が地球の10〜100倍ほどの大きな惑星が、恒星のすぐ近くを通る場合が多かった。太陽系で言えば、土星や海王星が水星よりも太陽に近い所にいるようなものだ。

 東工大の井田教授は「それまでの惑星形成の理論では説明できず、理論が修正を迫られている」と打ち明ける。太陽系は、宇宙にある惑星系の中では、どちらかと言えば少数派のタイプのようだ。

 気になるのは「地球似の惑星に生命はいるか」だ。もし惑星の光を直接観測できれば、波長を分析して酸素や光合成色素などの物質が存在するか探り、生命の可能性も議論できる。

 しかし現時点では惑星を間接的にしか観測できておらず、データ不足だ。巨大望遠鏡を作って地球似の惑星を直接見る計画もあるが、その実現までは当分の間、惑星の様子に想像を膨らませながら待つしかなさそうだ。

(柏原康宏) 


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