企業はいよいよリスク管理的な節電/省電へ動き出しましたね!
物流会社が太陽光発電
電力需給の厳しい状況が続く中、守山市にある物流会社が大規模な太陽光発電システムを設置し20日、竣工式が行われました。
守山市にある物流会社では環境への配慮とともに、よりいっそうの節電を進めようと、会社の屋上におよそ2400枚の太陽光パネルを設置しました。
竣工式には会社の代表のほか、滋賀県の嘉田知事も駆けつけ、装置を稼働させるボタンを押して発電システムの完成を祝いました。
設置された太陽光発電システムは事業用としては滋賀県内最大規模で、1年間に44万キロワットアワーを発電でき、この会社の使用電力の3分の1を賄えるということです。
会社では、この太陽光発電装置が設置された建物を災害時に近くの人たちの避難所として開放する予定で、地域の災害対策にもなると期待しています。
太陽光発電装置を導入したワコール流通の川野信夫社長は「これまでも会社をあげて節電に取り組んできたが、社会貢献の意味もこめて節電や災害対策に、さらに取り組んでいきたい」と話していました。
02月20日
滋賀最大級“太陽光発電システム”竣工 ワコールが守山に設置 : 京都新聞
屋上一面に発電パネルが敷き詰められ、稼働を始めた太陽光発電システム(20日午前9時50分、守山市千代町・ワコール流通西日本流通センター)
滋賀県内の事業所用で最大規模の500キロワット級の太陽光発電システムが、守山市にある大手下着メーカー、ワコールの物流センターに完成し、20日に関係者に披露された。同日の高浜原発3号機の定期検査入りによる関西電力の全原発停止で電力不足が懸念される中、京滋企業で再生エネルギー活用の動きが進んでいる。
5階建てのワコール流通西日本流通センターの屋上一面に、太陽電池パネル約2400枚を敷き詰めた。県内で基幹部品セルを生産する京セラ製で、総出力は499・95キロワット。年間電力使用量の3分の1を賄うことができ、一般家庭約110軒分に当たるという。余った電力は電力会社に販売するほか、災害時はセンターを地域住民の避難場所として開放するとしている。
20日のしゅんこう式は、ワコールグループ幹部や地元関係者らが出席した。滋賀県の嘉田由紀子知事は「県内の企業が競って太陽光発電を広めてもらうことを期待している」と話した。