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必見!智慧得(390)「ナイジェリア/アフリカの巨人:将来人口世界3位」

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世界の国を取り上げて報道しています。知っているつもりも、知らないことだらけです!

将来、あと30数年後には世界3位の人口になる「アフリカの巨人」、石油の資源(OPEC7位)を国富の底支えにして、いま超特急で近代国家に生まれ変わっています。彼の地の若人は「チーター族」と言うらしい…そのくらいの早さで掛け走る! アフリカ人の5〜6人に1人がナイジェリア人…

日経スペシャル 未来世紀ジパング 〜沸騰現場の経済学〜|テレビ東京

アフリカ・ナイジェリア〜世界一の映画都市"ノリウッド"〜

カナダの世論調査会社の調査で「幸福度世界2位」となったのが、アフリカのナイジェリア。
さらにBRICsに次ぐNEXT11(ネクストイレブン...11の新興経済発展国家群)のひとつで、人口は1億5千万人、今や世界トップクラスの経済大国になる勢いだ。
そんなナイジェリアでは今、映画産業が沸騰しているという。1年間の製作本数は2000本で、アメリカのハリウッドを超えて世界一、"ノリウッド"と呼ばれている。そんな現場に未来世紀ジパングのカメラが入った。
実はナイジェリアには映画館は10館しかない。しかも、入場料は5000円以上と高額だ。暗い映画館では犯罪が起こる可能性が高いため、金持ちしか入れないようになっていた。では大量に作られる映画は、どこで上映されるのか...なんとDVDが町の売店では1本100円で売られ、ナイジェリア人がむらがっていた。
世界有数の石油大国であり、さらに勢いづくナイジェリアに世界も黙ってはいない。中国は、鉄道・道路などのインフラ事業、携帯電話事業などに乗り出し、"中国城"と呼ばれるチャイナタウンを作っていた。いまだナイジェリアに日本人は100人ほどしかいない。すでに出遅れた感のある日本はこれからどうすれば良いのか?

未来世紀ジパング 〜沸騰現場の経済学〜

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 ハリウッドに対して、インド映画はボリウッド、このナイジェリアではノリウッドと言うらしい。主要なルートはDVD、家のTVで観る、アフリカ中で売れている。中国でもロンドンでも、日本でも売っているらしい。

 2000本を製作するので、100万人雇用の一大産業! いまからは、国土建設で技術が移転すれば、大きな雇用が産まれるはず。(中国人が既に5万人居るのに対して、日本人は僅か153人…中国人はチャイナタウンまでつくって建築も作業員を連れて来て作業してしまい、現地人の雇用に直結しない…アフリカ諸国で問題化している)

 1960年英国から独立後、内戦時代経て、1970年民政化へ移行、その後、猛烈に発展を続けている。最近では、アブダビに習ったのか、スマートコミュニティの建設を進めている。ラゴスに30万㎢の埋め立て地、広大な土地に建設している。当地にある英国が建設し100年経過して壊れている鉄道を再建しようとしている。(近くで中国が建設中の鉄道もあり/地元関係なく勝手に作っているとの感じ)

 2050年には今のGDPの29倍となり日本に追いつく勢いとならんとしている。日本の進出を期待はしているが、動きは鈍い。

 解説の松本氏は「アフリカは1つではない、先ずは知ること…悪い噂は多いが、一旦信用すると「義理堅い国」で末永く付き合えるはず。」としています。

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Navigator松本尚之(ひさし)(横浜国立大学教育人間科学部准教授)

 

1973年静岡県生まれ。東北大学大学院文学研究科修了。博士(文 学)。専門は文化人類学。2000年よりナイジェリアにてフィールド 調査を行っている。著書に『アフリカの王を生み出す人々』(明石 書店)、共著に『つながりの文化人類学』(東北大学出版会)、『講座世界の先住民族05サハラ以南アフリカ』(明石書店)など。

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