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メモ「リチウムの生産期間を12−18カ月から1カ月以内に短縮/韓国ポスコ」

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 昨日、韓国がリチウムイオン電池でも日本を凌駕して世界一位になったと報道がありました。昨年は大震災でソニーの主力向上が破壊され操業できなかったこともありますが、傾向としてはLSIや有機ELのようになって行くことも予測できます。このニュースは、韓国にとっては心強いニュースでしょうね!

韓国のポスコ、ボリビア塩湖の水からリチウム抽出(1) | Joongang Ilbo | 中央日報

ボリビアのウユニ塩湖。ポスコはこの湖の1万5000リットルの塩水でリチウムの化学的抽出に成功した。

  23日午前11時、慶尚北道(キョンサンブクド)にある浦項(ポハン)産業科学研究院(RIST)実験棟。塩水(海水)からリチウムを抽出するパイロット(試験)プラントの周辺に、ボリビアから来たエチャス蒸発資源局長と李相得(イ・サンドゥク)国会議員、韓国鉱物資源公社の金信鍾(キム・シンジョン)社長らが集まった。ポスコが世界で初めて塩水に化学反応を起こしてリチウムを抽出し、生産期間を画期的に短縮する新技術を初めて公開する場だ。 

  ポスコ傘下RISTは、バッテリーの核心素材であるリチウムの生産期間を12−18カ月から1カ月以内に短縮した。技術開発の過程では人工塩水を主に使ったが、最終検証段階では李相得議員が大統領特使として訪問して獲得したボリビアのウユニ塩湖の塩水1万5000リットルを使用した。エチャス局長が最終抽出物のリチウムをつまみ上げると、RISTリチウム研究団長のチョン・ウン氏は「塩水200リットルから0.9キロを抽出した」と説明した。 

  ポスコは昨年7月、パイロットプラントを竣工した後、一日1000リットルの塩水からリチウム5キロを製造するのに成功した。エチャス局長は「これほど回収率が高いとは本当に驚く」とし「今後、ポスコ側と新技術を活用した共同事業の推進を協議する」と述べた。従来は自然蒸発方式でリチウムを抽出するのに12カ月以上かかった。これに対しポスコの新技術は1カ月以内で、少量なら8時間で抽出可能だ。リチウムの回収率も従来の最大50%から80%以上に高めた。

  ポスコは今回成功した主要技術30余件を国内外に特許出願し、技術競争力を立証し、知的財産権を確保した。ポスコは今回の新技術開発を土台に、今後、塩水を保有するリチウム生産会社と提携し、海外リチウム抽出工場の建設に乗り出す計画だ。 

  ポスコのキム・ギホン・リチウム事業推進班長は「海外現地でリチウムを生産して国内に供給することになれば、全量輸入に依存するリチウムの需給の安定で、国家競争力が大幅に強化されるだろう」と述べた。 

23日、ボリビアのエチャス蒸発資源局長(左)がリチウム抽出技術の試演過程を見ている。 

リチウムは昨年15億5000万台に達した携帯電話などモバイル機器と電気自動車のバッテリーに欠かせない素材。世界1位の二次電池生産国の韓国は年間1万2000トンのリチウムを使用している。ここに入るリチウムは全量をアルゼンチン・チリなどから輸入してきた。 

  リチウムは鉱石にも存在するが、ほとんどは塩水に溶けている。リチウム含有量が高い塩水はチリ、アルゼンチン、ボリビア、中国など一部の国にのみ存在する。ボリビアは特に、世界埋蔵量の50%にのぼる540万トンのリチウムを保有する資源大国。最近はウユニ塩湖資源開発事業を本格的に推進している。 

  ポスコが2年間の研究の末、リチウム抽出技術の開発に成功したことで、韓国はボリビアリチウム開発事業に参加するうえで確実に優位を占める契機を用意した。現在、中国、米国、スイス、フィンランドなどがリチウム確保戦に乗り出している。 

  ポスコ関係者は「技術開発段階からボリビア進出を念頭に置いて政府と緊密に協議した。新技術を適用したリチウム生産施設が稼働すれば、鉱山の開発に韓国が参加するのに役立つだろう」と予想した。 

 


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