山形県、エネルギー戦略策定 原発1基分創出へ - MSN産経ニュース
2012.3.29 02:02県は28日、エネルギー戦略を策定、2030(平成42)年までに再生可能エネルギーで原発1基分(約百万キロワット)を創出する計画をまとめた。実現できれば同エネルギーは現在の約13倍になり、震災前の県内の電力消費量の約4分の1をまかなえることになる。ただ、民間の発電事業者をどこまで呼び込めるか不確定要素もあり、さらに事業誘致の施策を検討するとしている。
環境省の同エネルギーの導入可能性の調査によると、山形は風力で全国で7位、中小水力で8位、地熱は11位と高く、こうしたエネルギーの利用可能量は、県の消費エネルギー全てをまかなうほどあるという。
再生可能エネルギーの開発目標の内訳は、発電で約86%にあたる87・7万キロワット、残りは地中やバイオマスなどの熱(電力換算で13・8万キロワット)を利用する。
風力発電をみた場合、2030年には現在の10倍の45・8万キロワット(2千キロワットの風車約230基)、太陽光発電は19倍の30・5万キロワットとなり、千キロワット規模のメガソーラーが5基、太陽光パネル(5キロワット)6万枚が必要になってくる。バイオマス発電は約7倍の1・4万キロワット、現在ゼロの地熱発電は6万キロワットにするとしている。
再生可能エネルギーの地産地消を実現するため、県内を4地域に分け、気象や自然条件にあった計画をたて、地域分散を目指す。
また計画では、石油・石炭から天然ガスなどを利用する低炭素型社会への転換と、建物に断熱材を導入するなど省エネルギーの推進も大きな柱にすえた。
吉村美栄子知事は東電福島第1原発事故を受け、段階的に原子力発電の依存度をなくす「卒原発」を打ち出しており、昨秋から有識者らで作る委員会でエネルギー戦略を検討してきた。
委員長の山家公雄・エネルギー戦略研究所長は「意欲的で十分実現可能だ」としている。しかし、委員の中からは「どれだけ導入のためのコストがかかるかが示されていない」といった声もあがった。
第3次山形県環境計画 — 山形県ホームページ …膨大な書類で、且つコピペ不能ですので、URLから入って下さい。図面駆使した丹念な計画書です。
「概要版」
http://www.pref.yamagata.jp/ou/seikatsukankyo/050009/dai3jikannkyoukeikaku/keikakugaiyouban.pdf
総人口 1,158,767人
(推計人口、2012年2月1日) 人口密度 124人/km² 隣接都道府県 宮城県、福島県、新潟県、秋田県 県の木 サクランボ 県の花 ベニバナ 県の鳥 オシドリ 他のシンボル 県の魚:サクラマス
県の獣:カモシカ
山形県民の歌:最上川 山形県庁 知事 吉村美栄子