東大院生が開発、世界初シャボン玉ディスプレイ! 眼鏡なし3D表示や物体の貫通も可(動画) : ギズモード・ジャパン
A Colloidal Display: membrane screen that combines transparency, BRDF and 3D volume
東京大学大学院に在籍するメディアアーティスト落合陽一さん、カーネギーメロン大学に在籍するAlexis Oyamaさん、筑波大学大学院に在籍する豊島圭佑さんらによる「Colloidal Display(コロイドディスプレイ)」。
半透明なシャボン膜に超音波を当てて膜を細かく振動させることで、光を乱反射させスクリーンにしてしまうというもの。従来のディスプレイに比べてよりリアルな質感を表現できたり、複数のコロイドディスプレイを重ねれば眼鏡なし3D表示も実現できます。また、やさしくだったら指を突っ込んでかき回すことも可能。
A Colloidal Display | dynamic BRDF and BTDF display | Experiment Report 27 Feb 2012 |
水っぽいディスプレイとかカッコいい。膜を割れにくくするのが課題ですが、より割れにくいシャボン膜も既に開発済みのようです。(落合さん談)
びゅイーンって音もカッコいい。光の反射特性をコントロールする為に超音波と可聴域の音を混ぜてるんだそうです。単純に超音波を当てるだけでも映るそうなので静音化も出来るそうです。(豊島さん談)
ところで最後にどうでも良い話をするんですが、この研究発表の数日前に開発者の落合さんが俺の夢に出てきて「今、泡が熱いんだよ! 泡だよ!」って言ってたんですよ。その数日後に現実で本人から「泡ディスプレイつくった!」ってこのコロイドディスプレイを見せてもらったんですよ。15年ぶりの正夢であったのだった...。
落合さんと豊島さんコンビの作品は以前からギズモードで取り上げているのでこちらの記事もどぞ。
(西條鉄太郎)