DNP、低価格な超薄型非接触ICカードのラインナップを拡充 (発表資料)bit.ly/KvhCOF pic.twitter.com/d5Wk2pJL
低価格な超薄型非接触ICカードのラインナップを拡充 | DNP 大日本印刷株式会社
世界的にシェアの高い非接触ICチップMIFARE 1KBを搭載
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、世界的にシェアの高いMIFARE®1KB(キロバイト)のICチップを搭載し、多機能でありながら、低価格で超薄型の非接触ICカードを開発し、本年6月18日に販売を開始します。
【背景】近年、会員証やポイント発行などのさまざまな用途で、磁気カードやバーコードカード、ICカードが発行され、1人あたりのカード保有枚数が増えてきています。ICカードは、高度なセキュリティと多様な機能を1枚で使用できるという利便性がある反面、磁気カードやバーコードカードよりも厚く、複数枚だとかさばるため、利用率が高いものに絞って持ち歩く傾向にありました。
これに対し、0.3mmの超薄型で、世界的にシェアの高いICチップを搭載し、低価格化を実現した非接触ICカードを開発しました。
【新製品の概要と主な仕様】今まで薄型非接触ICカードは、ICチップの物理強度耐久性を保持することが技術的に困難でしたが、DNPでは、長年培ってきた独自のICカード製造技術により、メモリ容量が大きい1KBのICチップを搭載しつつ、カード全体の厚みを従来の半分以下の0.3mmに抑えることに成功しました。平滑で凹凸のない薄型加工技術とICチップの小型化により、取り扱い時のICチップへのダメージが低減でき、耐久性が向上しています。
また、今回搭載した1KBのICチップは、近接型非接触ICカードの国際標準規格ISO/IEC14443の“TypeA”に準拠したもので、世界的にシェアの高い非接触ICチップです。独自の暗号機能を搭載し、磁気カードなどでは困難であったセキュリティ性能を持ち、さまざまな用途で使用できるためシステム拡張性にも優れています。
ICチップ
MIFARE 1KB
カード厚み
0.3mm
メモリ容量
1 KB
ユーザメモリ容量
768バイト
特長
MIFARE独自暗号機能を搭載
用途
ID認証、ポイント、クーポン、チケット、ドアキー など
【新製品の利用シーン】 新カードは、世界的に普及しているTypeA準拠のICチップを搭載しており、今後拡大が見込まれているNFC*1対応の端末やデジタルサイネージにかざすことで、インターネットと連動したクーポン配信や情報提供などが展開できます。 柔軟性の向上、薄型化により、これまでは困難だった雑誌やカタログなどの印刷物への貼付が可能になります。また、今後NFCの拡がりにより普及が期待されるスマートポスター*2としても使用できます。 【価格(税抜き)】ロット10万枚の場合に100円(税抜き)。 ※パーソナルデータなどのIC発行費は別途必要です。
【今後の展開】DNPは本製品を、ポイントカードや会員証として提供するほか、特に国内ではアミューズメント業界やホテル業界などへ、海外では東南アジアを中心に交通事業者やテーマパーク業界などへ販売し、3年間で約20億円の売上げを目指します。