金子勝 @masaru_kaneko
省エネの戦略的重要性が、エネ調基本問題委員会でもようやく検討されてきた。 goo.gl/AlZ48 日本のエネルギー効率性はまだまだ。goo.gl/in6MD まず白熱球からLED切り替えでも効果大。goo.gl/ZK8B7
経済産業省は7月30日、エネルギー基本計画の見直しに向けた検討を進めている総合資源エネルギー調査会の基本問題委員会で、エネルギーに関する今後の重点施策(案)を提示した。案では、省エネルギー対策の抜本的強化の必要性を強調。すべての新築住宅・建築物に対して省エネ基準適合を2020年までに段階的に義務化するほか、最終エネルギー消費の約半分を占める熱の有効利用を図るため、再生可能エネルギー熱や未利用エネルギー熱の利用拡大や蓄熱槽の活用などにも言及している。
スマートメーターについては、16年度末を目処に、総需要の8割をカバーすることを目
標として示した。電力会社が集中整備を行う制度的な枠組みを構築するとしている。また、需要家が蓄電池やエネルギー管理システム(HEMSなど)を活用し電力ピーク対策を行った場合に、評価できるよう、早期に省エネ法を改正することも盛り込んだ。
省エネ対策の強化に向けては、20年までの新築に対する段階的義務化を見据え、現行の省エネルギー基準を早急に強化することで、義務化への円滑な移行の下地をつくる。既築住宅については、省エネリフォームを大幅に増加させ、トップランナー制度による断熱材や窓の断熱性能の向上などにより省エネ基準への適合を強化していく考えを示した。
最もエネルギー効率が高い国は英国 日本は4位|日刊 温暖化新聞 - daily-ondanka.com
(米国エネルギー効率経済評議会より)
米国、ワシントンDC発―世界の経済大国12か国中、最もエネルギー効率が高いのは英国、次にドイツ、イタリア、日本が続く――このような結果が、米国エネルギー効率経済評議会(ACEEE)が7月11日に発表した「国際エネルギー効率スコアカード(International Energy Efficiency Scorecard)」で明らかになった。
経済大国のエネルギー効率の高さを世界で初めて比較したこのランキング調査では、「国レベルでの横断的取り組み」「建築物」「産業」「運輸」の分野で、国の省エネ目標や自動車の燃費基準の有無といった「政策」と、対GDPエネルギー消費量や住宅床面積あたりのエネルギー消費量といった「パフォーマンス」の両方で測定基準を設け、各国の総合的なエネルギー効率を評価した。
その結果、分野別にみると、国の取り組みではドイツ、建築物部門では中国、産業部門では英国がそれぞれ単独トップとなり、運輸部門ではイタリア、中国、ドイツ、英国の3か国が同点1位であった。
調査対象となった12カ国の順位は以下の通り。1位英国、2位ドイツ、3位イタリア、4位日本、5位フランス、6位EU、オーストラリア、中国(3カ国同順位)、9位米国、10位ブラジル、11位カナダ、12位ロシア。
売れてるLED電球はコレ! 明かりを変えて「節電の夏」乗り切る : BCNニュース : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
節電の第一歩として、家庭の白熱電球をLED電球に交換しようと考えている人は多いだろう。
家電量販店の売り場には、多くのLED電球がズラリと並んでいる。LED電球は、製品数だけではなく、大きさ、明るさなど種類が多く。どれを選んでいいのか分からない人も多いだろう。価格も1000円を切るものから数千円のものまで、幅広い。単価が高く、寿命が長いとあって、LED電球選びでは失敗したくないところだ。ここでは、LED電球の選び方と「BCNランキング」でみる売れ筋を紹介する。
LED電球が注目されるワケ 長寿命&低消費電力LED電球の最大の特徴は省エネ性。まずは、白熱電球とLED電球の構造の違いを確認しよう。白熱電球はフィラメントという金属の細い線に電気を通し、発熱させて光を出す。一方、LED電球は発光ダイオード(LEDチップ)に電圧をかけ、なかの電子をぶつけることで発光する仕組みだ。白熱電球と比べて効率よく発光するうえ、熱くなりにくいという特徴がある。
どのくらい電気代を抑えることができるのだろうか。60W相当の白熱電球とLED電球で比較しよう。消費電力は白熱電球が54W、LED電球は9.2W だ。年間の電気代で換算すると白熱電球は約2376円(※)、LED電球はたった約405円(※)。年間の電気代を約6分の1に抑えることができる。一般世帯は、1世帯あたり20〜30個の電球を使っているので、すべてをまとめてLED電球に交換すれば、最新の冷蔵庫やエアコンに買い替えるのと同じぐらいの節電効果が期待できる。
※電力料金目安単価22円/kwh(税込)で計算
長寿命も特徴の一つだ。白熱電球の寿命は約1000時間で、一日に6時間使い続けると半年ももたず寿命を迎える。一方、LED電球の寿命は約4万時間と白熱電球より40倍長寿命だ。年数で数えると18年以上使える。電球1個当たりの単価ではLED電球は高単価だが、白熱電球40個とLED電球1個で比べればLED電球のほうがコストパフォーマンスにすぐれていることがわかる。
また、吹き抜けの玄関のように高くて交換が大変なところをLED電球にすれば、しばらく交換の手間が省ける。とはいえ、賃貸住まいなど数年で引っ越す人は、元を取ることができないかもしれない。
LED電球の選び方 選び方を間違えるとずっと後悔するLED電球に交換したら、白熱電球よりも暗くなったという声を聞いたことがある。これはLED電球の明るさが足りないのではなく、光が届く角度の違いが原因というケースが多い。360°に光を届ける白熱電球と違い、LED電球は一定方向に遠くまで光を届ける特性がある。一般的なLED電球の配光角(光の広がる角度)は120°で、電球の真下が明るくなるのだ。
最近は広範囲に光を届ける広配光タイプが登場している。配光角は260°〜300°ほどで、白熱電球並みに回りを明るくする。広配光タイプは、LED電球のなかでも価格が高め。だから、ペンダントライトやルームスタンドには広配光タイプ、トイレ、テーブルライト、ダウンライトなどには一般的な下方向タイプと、用途や場所によって使い分けよう。
もちろん、明るさも重要なポイントだ。白熱電球は明るさをW(ワット)数で表したが、LED電球はlm(ルーメン)で表示する。白熱電球から買い替えやすいように、LED電球のパッケージには目安として「○○W相当」と明記されているので、これを参考にしよう。だいたい、40W相当の明るさは485 lm、60W相当は810 lmだ。lmの数字が大きくなればなるほど明るくなるが、明るすぎると目が疲れやすい。いま使っている白熱電球のW数を目安に選ぼう。
lm(全光速値) W形 485lm 40W形相当 810lm 60W形相当 1520lm 100W形相当
左から東芝ライテックの「E-CORE LDA6N/3」、パナソニックの「EVERLEDS LDA6NH」、東芝ライテックの「E-CORE LDA6L/3」
左から朝日電器の「LED elpaball mini LDA4L-H-E17-G401、「LED elpaball mini LDA4N-H-E17-G400」、パナソニックの「EVERLEDS LDA6LE17」