Quantcast
Channel: 鶴は千年、亀は萬年。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1727

必見!智慧得(693)「北海道 原油・天然ガス産出/苫小牧 勇払油ガス田」

$
0
0

 この春にも近くでの試掘に成功しており、2000mで新たな油田発掘にて、範囲を広げて埋蔵量の確認へ動き出したとのこと。かなり有望なものであるが、本格的なものとはして来なかった…国策会社が担っているものであり、コスト的にこれまでは難しかったのだと思われるが、今後は、色々な意味で、自立的な態度を明確とするのであれば、石油価格も相場が上がっていることもあり、国産もいくらかは進展して行けるものと思われる。(今までは、コスト問題が大きく立ちはだかっていたものと思われる)…特に、この石油と天然ガスは、北海道地場で実際に活用出来ており、今後商業的に合うこととなれば、更に貢献出来て行くことと思われます。まだまだ産出量が少なく、国産石油のウエイトも0.3〜4%レベルですが、本気で増産に掛かれば、雇用問題も含めて、効果的な成果を得られるかもしれません。

北海道 原油と天然ガス産出 NHKニュース 【動画】

北海道 原油と天然ガス産出

北海道苫小牧市の海岸部に広がる国内最大の「勇払油ガス田」で、ことし6月から行われていた新たな試掘で、深さ2000メートルの地層からまとまった量の原油と天然ガスが産出されました。

苫小牧市の海岸部には大量の原油や天然ガスが埋蔵されていて、「勇払油ガス田」の平成22年度の原油生産量は25万8000キロリットルと国内最大の油田です。油田の開発会社では、これまで深さ5000メートル前後の地層から原油を産出してきましたが、増産のためことし6月から深さ2000メートルの地層で試掘を進めていました。
その結果、1日当たり250キロリットルの原油と、5000立方メートルの天然ガスが産出されたということです。
開発会社によりますと、産出量は過去の試掘よりも多いということで、ことしの冬にも今回とは離れた場所で試掘を行って埋蔵量や分布を詳しく調べて、商業生産が可能か判断することにしています。

国内最大級 苫小牧の勇払油ガス田

天然ガスの生産基地 石油資源開発(株)勇払プラント

 苫小牧の勇払油ガス田は道内初の本格的な油ガス田であるのみならず、今や国内最大級の油ガス田です。国内大手の石油・天然ガスの開発会社である石油資源開発(株)は、1961年から苫小牧北東地域での「勇払SK−1」を手始めに試掘を開始するなど、早くからこの地域に着目していました。
 同社は、集めた地質データを基に調査を続け、88年〜89年に掘さくした試掘井「南勇払SK−1」で初めて本格的な油・ガスの産出に成功しました。また、南勇払構造に対しては、更に2本の試掘井を掘さくし、いずれも油・ガスの産出に成功しました。
 92年より南勇払構造の北西に位置する沼ノ端構造に試掘井「沼ノ端SK−1D」およびあけぼの構造に試掘井「あけぼのSK−1」を掘さくし油・ガスの産出に成功しました。この成功により勇払油ガス田は3つの構造からなる国内最大級の油ガス田となりました。
 なお、勇払油ガス田は、深度約3,900m〜4,800mの地層に広い範囲に存在する天然のフラクチャー(割れ目)を貯留層とする世界的にも非常に珍しい油ガス田です。ここで生産される天然ガスはメタンの純度が高く、その成分に酸性ガスや腐食性ガス(硫化水素・炭酸ガス)を含まない良質なものです。

 勇払油ガス田は、1996年から本格的な生産が開始され、勇払〜札幌間に整備された天然ガスパイプライン(口径350mm・総延長約75km)を通じて、札幌市などの道央圏の都市ガスや産業用に供給されています。
 エネルギー自給率の低い日本では、天然ガスを海外からの輸入に頼っていますが、北海道産である天然ガスは、供給面や価格面でも安定性に優れており、国際情勢などに大きく左右されることはありません。

 勇払で生産された天然ガスは、石油資源開発?の勇払・札幌間天然ガスパイプラインによって札幌地区へ輸送されています。北海道ガス?は、この天然ガスを同社の北広島供給所で受け取り、自社の幹線パイプラインにより札幌地区へ都市ガスとして供給しています。さらに、同社の営業区域である小樽地区まで幹線パイプラインを延長し、2005年より供給を開始しています。これにより、苫小牧から小樽までの道央圏を縦断する天然ガスパイプラインが完成しました。
 また、勇払・札幌間天然ガスパイプライン沿線の千歳地区では、北海道ガス?が同地区の都市ガス用として天然ガスを供給しているほか、エア・ウォーター?が自社パイプラインを敷設して、千歳臨空工業団地内の産業用ユーザーに供給しています。
 苫小牧地区では石油資源開発?の苫西パイプラインにより産業用ユーザーに直接供給されているほか、苫小牧ガス向けのパイプラインによって都市ガスとして供給が開始されています。

日本の石油・天然ガス資源 - Wikipedia

国内主要油田の年間生産量(2006年)[3] 順位油田名道県名生産量(千キロリットル) 1 勇払(ゆうふつ) 北海道 255 2 南長岡(みなみながおか) 新潟県 174 3 由利原(ゆりはら) 秋田県 117 4 岩船沖(いわふねおき) 新潟県 113 5 東新潟(ひがしにいがた) 新潟県 81

石油生産量は年間で86万キロリットル程度(2004年度)で、国内消費量全体に占める比率は、0.3%に過ぎない。

国内主要ガス田の年間生産量(2006年)[4] 順位油田名道県名生産量(百万立方メートル) 1 南長岡(みなみながおか) 新潟県 1,244 2 勇払(ゆうふつ) 北海道 453 3 片貝(かたかい) 新潟県 299 4 岩船沖(いわふねおき) 新潟県 234 5 茂原(もばら) 千葉県 199



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1727

Trending Articles