茶道の業界で、驀進する若き指導者。仏教美術にも造詣が深い。昨夜の”情熱大陸”で出ていた「マンションの茶室」には驚き、東京タワーすら借景と考える柔軟な発想には恐れ入る!
情熱大陸:“千利休の再来”と呼ばれる茶人・千宗屋 若き才能が切り開く茶の湯の新たな世界とは? - 毎日jp(毎日新聞)
<プロフィル> 千宗屋(せん・そうおく)
1975年京都生まれ。武者小路千家15代家元後嗣。大学卒業後、03年に「宗屋」を襲名し、同年大徳寺にて得度する。著書に「茶ー利休と今をつなぐ」「もしも利休があなたを招いたらー茶の湯に学ぶ”逆説”のもてなし」など。
千利休から続く伝統的な茶道流派のひとつ「武者小路千家」の次期家元、千宗屋(せん・そうおく)が毎日放送制作のドキュメンタリー番組「情熱大陸」第683回(TBS系1月8日午後11時15分〜45分)に登場する。卓越したセンスと目利きで“千利休の再来”とも呼ばれる若き茶人。伝統を重んじながらも米ニューヨークで新たな茶室を監修するなど幅広い活躍を続ける「現代の利休さん」に密着する。
東京タワーを望む茶室でスーツ姿の男性たちに「茶のたしなみ方講座」をする千宗屋。茶道の世界にある「三千家」のひとつ「武者小路千家」の次期家元で、卓越したセンスから「利休の再来」と言われる彼は、日常の茶事やけいこのみならず大学での講義や全国各地の講演会に出向くなど多忙な日々を送る。
番組では去年夏から取材を開始。僧侶でもある宗屋の比叡山延暦寺での護摩法要の模様や、9月にNYの現代美術作家の依頼で監修した茶室のお披露目会などを取材。更には大晦日から新年にかけて京都で行われる伝統的な武者小路千家の年越し行事に密着した。
茶の湯の目利きや美術史はもちろん、現代アートや流行のアイドルタレントについてまで実に話題豊富。とかく敷居の高いイメージの「茶道」だが、彼の弟子の中には学生や若手財界人など「茶道男子」の姿も多い。根本には人と人とのコミュニケーションが何よりも大事と考える宗屋ならではの「くつろぎの空間」の演出を是非お楽しみいただきたい。
千宗屋〜かがやく先輩からのメッセージ〜:文部科学省