TV他の映像は3Dから4Kへ、ITでの音域も倍の密度へ、、、そしてこのワイヤレス、家庭での環境が激変しています。富士フイルムはとうとう映画のフイルムの製造中止を発表しました。音も真空管から石となり、IC化へ、そして、録音もテープからCD、DVD、ICチップとなり、いよいよクラウドの時代です。財布とドタマが追いつきませんが、人間の受信機能以上のものを機械類は実現してしまっています。ドタマの部分も先日PCで星光一風の小説を自動的に作らせる計画が発表されていました。機械にマネ出来ない「感性」「粋」を会得し体得して行きましょう!
ワイヤレススピーカー パイオニア フィリップス ソニー :日本経済新聞
水ぬれ気にならず/目を引くドーナツ型/原音並みの音 追求スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)と無線で接続できる「ワイヤレススピーカー」の製品群が充実してきた。手持ちのスマホなどから音楽を転送し、本格的な響きを楽しめる。メーカー各社はスマホやタブレットの普及にも勢いを得て、新製品のアピールにしのぎを削っている。
スマホやタブレット、携帯音楽プレーヤーとワイヤレススピーカーを接続するには、主に近距離無線規格の「ブルートゥース」か無線LAN(構内情報通信網)を使う。無線LANで音楽を送る手段には、米アップルが開発した「AirPlay(エアプレー)」や、デジタル家電の通信規格「DLNA」がある。
ソニーが6月に売り出したのはドックコンポ「CMT―V70B」。同社の携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」との無線接続が可能で、ブルートゥースを使えば米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」やタブレットの「iPad(アイパッド)」とも接続できる。
音響面ではウォークマンで培った技術が生きており、「楽曲を無線で転送しても、原音並みの音を楽しめる」(モバイルエンタテインメントプロダクツマーケティング部の久保田篤シニアマーケティングマネジャー)と強調。付属機能としてCDやラジオが聴ける点もアピールしている。
オランダに本拠を置くフィリップスの日本法人、フィリップスエレクトロニクスジャパン(東京・港)のフィデリオ「DS3880W」はアップル端末との連携を重視しており、無線ではエアプレーにのみ対応する。専用アプリを使えば、iPhoneをリモコンにしてスピーカー操作に使うこともできる。
ドーナツ型の形状は店頭でも目を引く。この奇抜なデザインや、ボタンを減らして目立たないようにした背景には「ワイヤレススピーカーをインテリアとして使う新しいライフスタイルを提案したい」(コンシューマーライフスタイル事業部の佐野泰介マーケティングマネジャー)との考えもあるという。
本体の中には、音に広がりをもたせるため前向きと横向きのスピーカーを2つずつ埋め込んだ。
パイオニアのスマートモバイルオーディオ「XW―SMA3―K」はエアプレーとDLNAの両方式に対応し、幅広い機種が使える。ボタンひとつで無線接続できる設定の簡単さも売り物だ。
防滴仕様で、充電すれば屋外にも持ち出せる。「スマホの普及拡大が見込まれる40代以下をターゲットにした、本格的な音響をカジュアルに楽しめるスピーカー」(マーケティング部の橋本賢二主事)を目指した。
接続方式の違いで、現状では手持ちのスマホと好みのスピーカーが合わないケースがあるのが課題。だが、両者をうまく使えば音楽の楽しみ方が広がるのは間違いない。
(流合研士郎)