2014.3月末までに完成予定!太陽光発電の飛躍的拡大を見越して動き出しています!…並行して、大規模でも家庭規模でも「蓄電装置」が発展/コストダウンしていくことでしょう!
東京新聞:太陽光“発電予報” 気象データから出力予測:経済(TOKYO Web)
東京、中部、関西など全国の電力会社が共同で、天気予報にも使われている雲などの気象データを基に、天候によって刻々と変化する太陽光発電の出力を予測する新技術の開発に乗り出した。日本気象協会や電機メーカーと連携し、二日後まで三十分刻みで全国的な家庭や企業の出力を把握できるようにするのが究極の目標。今後の太陽光発電の急速な拡大に対応する。
太陽光発電の出力は、雲などの動きによって大きく変わる。現在は電力会社の発電量全体に占める割合が低いため、各社は調整しやすい火力発電の出力を上げ下げすることによって、管内の電力が余ったり足りなくなったりしないようにしている。
しかし今後は太陽光発電が広く普及する見通し。電力会社が地域に必要な電力を維持するため、太陽光発電による出力がどう変動するかを事前に予測する必要性が高まってきた。
プロジェクトは荻本和彦東大特任教授をリーダーとし、電力各社や日本気象協会、日立製作所、三菱電機など計十七組織の研究者や技術者ら約百人が参加する。
具体的には全国を二キロ四方に区切り、衛星画像や地域気象観測システム(アメダス)などの気象データを利用して雲の大きさや厚さ、風向きなどから細かな各地の日射量を推定。各地のパネル設置状況を試算することで、電力会社の管内ごとに発電出力を予測する。
電力会社は既に、全国三百二十一カ所に設置した日射量計や一部併設した太陽光パネルで日射量と出力の推移の記録を取り始めている。この数値と、過去の気象データを基に予測した数値とを照らし合わせ、予測精度を上げる。国の補助事業で、三億円をかけて二〇一四年三月末まで研究する計画だ。