年間発売を先ずは100台から、と発表しています。意外に跳ね上がる可能性がありますね。米国のテスラ社も苦戦はしていますが大きく成長はしています。最新技術を如何に安定させられるかが、勝負所でしょう。
山田知事を乗せて実演走行するEVスポーツカー「トミーカイラZZ」(京都市上京区・京都府庁)
公道で走行が認められた京都発の電気自動車(EV)スポーツカー「トミーカイラZZ」の実演走行が12日、京都市上京区の京都府庁で行われた。来年秋の販売予定だが、すでに100件以上の問い合わせが寄せられているという。
ZZは2003年まで京都市北区のトミタ夢工場が計206台を生産した2人乗りオープンカー。左京区のベンチャー・グリーンロードモータース(GLM)が中京区のニチコン、舞鶴市の小阪金属工業と連携してEV車として復活を目指し、開発を進めている。
12日は既存の真っ赤な車体にモーターや蓄電池を載せたZZが登場し、試乗した山田啓二府知事は「スーッと加速し、振動もない。久しぶりに自動車の楽しさを感じた」と語った。
来春に既存車体のデザインを継承したEV用の新モデルを発表する予定。
GLMによると、すでに往年のZZファンなどから「いつ買えるのかとの問い合わせが相次いでいる」といい、同社の小間裕康社長は「まだ実物を見せられない中、関心を持ってもらえてありがたい。京都からEVを世界に発信していきたい」と語った。
価格は700万〜800万円台を想定し、1回の充電で約200キロの走行が可能という。
京都大学発ベンチャーのグリーンロードモータース(京都市、小間裕康社長)は12日、1990年代のスポーツカー「トミーカイラZZ」を復刻したEVを京都市上京区の京都府庁で公開した。特殊金属の設計などを手がける小阪金属工業(京都府舞鶴市、櫛田美樹社長)が量産し、来春までに発売を目指す。
トミーカイラZZのEVは2010年末にすでに概要を発表しているが、このほど国土交通省の認証を受け、公道を走れるようになった。試乗した京都府の山田啓二知事は「久しぶりに自動車の走る楽しみを感じた」と京都の産官学連携の成果としてアピールした。
グリーンロードモータースにはニチコンなどの地元企業のほか、元ソニー会長の出井伸之氏らが出資している。トミーカイラZZは京都にあった自動車メーカーが開発・販売していた。