下記は日経のコピペです。グンゼのニュースリリースには未だ出て来ず、日本での取り組み先も埼玉大学かと思いますが詳しく解りません。かなり多方面の大学研究者と提携している模様です。この分野の売上は15億程度であるとのことですが、積み重なってくれば大きく化けて行くかもしれませんね!(人工皮膚は京大(鈴木茂彦教授)とグンゼによる共同開発)(グンゼと埼玉医科大学の宮沢光男助教授らは、再生医療の有望材料である生分解性物質で人工血管をつくりブタに移植、静脈を再生することに成功した。2006年)
米で心臓病の治験 2012/2/6付グンゼは米エール大学と組み、患者の骨髄から採った細胞をもとに血管を再生し、心臓の難病を治療する臨床試験(治験)を米国で始めた。患者自身の細胞を使うので、拒絶反応が起こりにくく、血の塊(血栓)もできにくい。2017年までに米食品医薬品局(FDA)の承認を得て、血管の再生医療の実用化を目指す。患者自身の細胞で作った血管を使う治験は世界初という。
治験は「単心室症」の子供が対象。左右ある心室が生まれつき1つしかない難病で、血管を下大静脈と肺につなぎ血液を肺に送るバイパス手術をする。
患者の骨髄から血管の再生につながる細胞を採取し培養。生分解性の管に付けて人工血管にした。患者に移植すると半年から9カ月で本物の血管になる。生分解性材料は体内で無くなり、完全に置き換わる。エール大は11年夏、単心室症の1人に手術し、経過は順調という。8月までに、さらに5人で効果や副作用の有無を調べる。
現在はスポーツ衣料などに使う素材でできた人工血管を使うが、血栓を防ぐ薬を服用する。成長に合わせて血管を移植し直す必要もあった。
グンゼは人工血管を中心とする再生医療を事業の柱に育てる考え。許認可のスピードが速い米国でのデータを他国での承認に生かす方針だ。同社は手術用縫合糸や人工真皮などを生産。11年3月期の売上高は約15億円。