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メモ「ハイテク無機繊維/日本カーボン・GE・仏サフラン社」

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News : GE http://www.genewscenter.com/content/detailEmail.aspx?NewsAreaID=2&ReleaseID=13985&AddPreview=False

ハイテク無機繊維事業で日米仏3社の合弁会社設立    

次世代航空機エンジン部材向け素材の需要拡大に対応

 

2012年2月27日(東京)‐ 炭素事業大手の日本カーボン株式会社(本社:東京都中央区八丁堀2-6-1、社長:田島 茂雄)と、世界的な航空機エンジンメーカーであるアメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)社(本社:米国コネチカット州フェアフィールド、会長兼CEO:ジェフリー・R・イメルト)及び同じく世界的な航空機エンジンメーカーであるフランスのサフラン社(本社:フランス パリ、会長:ジャンポール・エルトマン)は、本日、今後需要の拡大が予想される次世代航空機エンジンの主要部材に使われる素材である炭化ケイ素連続繊維(ニカロン®)の製造・販売を行なう合弁会社を設立することに合意しました。

GE及びサフランは、1974年に設立した合弁会社(CFMインターナショナル)により、小型機向けとしては、これまでにない革新的なテクノロジーが採用された航空機エンジン「LEAP」の共同開発を進めてきました。エンジン技術におけるブレイクスルーとなるそれらのイノベーションには、軽量で耐久性の高い素材をはじめとし、最先端の航空力学に基づく設計技術、および業界最高水準の環境技術などが含まれます。

日本カーボンでは、GEおよびサフランが開発するLEAPに用いられる高い耐熱性が求められる部材向けとして、同社が開発・製造販売を行う「ニカロン®」の供給に向け、両社が研究・開発を行ってきたセラミック複合材のテストに協力してきました。現在、同エンジンの開発は最終段階に入り、その高い性能と経済性により、今後、さらなる需要の拡大が予想されています。

こうした需要の拡大に伴い、重要素材であるニカロン®の需要も今後10年間で約10倍以上の急拡大が見込まれております。このような背景を踏まえ3社による協議を重ね、今後見込まれる需要増加に対応する形でニカロン® の安定供給を確保し更に事業を拡大するためには、JVを設立して3社共同で事業を行なうことが最善であるとの結論に達しました。

 

 

<新会社の概要>

社名 NGS アドバンストファイバー株式会社 本社 東京都中央区(予定) 資本金 約10 億円(予定) 資本構成 日本カーボン 50%、GE 25%、サフラン 25% 設立完了時期 今後数ヶ月以内 スキーム 日本カーボンから新会社にニカロン事業を事業譲渡する

 




日本カーボンについて
社長:田島茂雄
住所:東京都中央区八丁堀2-6-1 TEL:03-3552-6111
炭素工業のパイオニアとして、電炉製鋼用の人造黒鉛電極、太陽電池やシリコン半導体向け特殊炭素製品、断熱材用途の炭素繊維製品、リチウムイオン電池負極材などを手がけ、積極的なグローバル展開を進めています。
・設立 1915 年12 月
・資本金 74 億円
・2011 年12 月期連結売上高 376 億円
・グループ従業員数 555 名


GEについて
GEは、重要な課題の解決に取り組む企業です。最高の人材、最高のテクノロジーを活用し、エナジー、ヘルスケア、ホーム、トランスポテーション(運輸)、金融サービスなどの分野で、困難な課題の解決に貢献しています。世界中のインフラやビジネス構築、電力供給、運輸、医療など様々な分野でGEの製品・サービスが使われています。私達は、イマジネーションだけでなく、「実行」する企業です。課題解決を行動にうつす、それがGEの仕事です。日本におけるGEの事業・活動等については、 http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。


GEアビエーションについて
GEの事業部門の一つ、GEアビエーションは、民間/防衛/ビジネス航空機向けのジェット/ターボプロップ・エンジンや関連部材、統合システムの世界大手で、これらの供給を支える世界規模のサービス・ネットワークを有しています。2011年、GEアビエーションの売上高は188億ドルでした。
GEアビエーションは米国オハイオ州コネチカットに本部を置き、36,000 人以上の従業員と、世界中に製造や整備施設、修理・オバーホル施設を保有しています。近年では、大型民間航空機向けエンジンの半数以上を、GE、ならびに仏スネクマ社(サフラン・グループ)の折半出資合弁会社であるCFMインターナショナルが受注・製造しています。
現在、約25,000基のGE製ならびにCFMインターナショナル製ジェットエンジンが、運航中の航空機に搭載されています。これは、GE製もしくはCFMインターナショナル製エンジンを搭載した航空機が世界で2秒おきに離陸している計算になります。


サフランについて
サフランは世界有数のハイテクノロジーのグループです。航空機事業(エンジンおよびそれ以外の機器)、防衛事業およびセキュリティー事業の3つがコアビジネスです。従業員は6万人に上り、2011年の売り上げは117億ユーロです。独自にあるいは他社と提携をしてこのコアビジネスの市場で世界およびヨーロッパの首位を守っています。
サフラングループは、変わり続ける市場の要求に対応するため、R&Dに大きな投資をしており、2011年には13億ユーロの支出をいたしました。
サフランはNYSEユーロネクスト パリ市場に上場しており、CAC40指標の一員です。
詳細につきましては www.safran-group.com をご覧ください。

日本カーボン株式会社

  炭化ケイ素連続繊維(ニカロン・ハイニカロン) 炭化ケイ素連続繊維ニカロンは、高強度、高弾性、1300℃の耐熱性(不活性雰囲気)を有しており、プラスチックやセラミックス複合材料の強化繊維に使用されています。ハイニカロンは1700℃の耐熱性(不活性雰囲気)を有し、セラミックス複合材料の強化繊維として、宇宙航空機用耐熱部材やガスタービン発電用耐熱部材に期待されています。  


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