こんなニュースでも、ホンダの株価は本日上昇とのこと。
【ロボット】ホンダ、歩行アシスト機器開発 介護予防を目的、実証実験へ[12/07/29] - Qwe DatNews
「リズム歩行アシスト」を装着して歩く男性=29日午後、愛知県大府市
リズム歩行アシスト
ホンダは29日、高齢者の歩行を助ける機器「リズム歩行アシスト」を開発し、
8月から介護予防のトレーニングに役立てる実証実験を始めると発表した。
同日に愛知県大府市内に開所した「健康増進・老年病予防センター」に40台を
提供。実際に高齢者に装着してもらい、効果を検証したうえで実用化を目指す。
リズム歩行アシストは、腰と太ももに装着して、脚の前後方向の動きを
モーターで補助する仕組み。1回の充電で1時間以上の歩行が可能。
年をとって脚力が低下した高齢者の使用を想定し、「大きな歩幅で歩けるように
きたえるという観点で開発しており、足腰が逆に弱くなることはない」
(ホンダ)という。
介護予防を目的とした歩行支援のための機器は世界でも珍しい。
来月から同センターで行われる実証実験では、高齢者のグループが機器を
利用した場合と利用しなかった場合を比較し、効果を検証する。
同センターを運営する国立長寿医療研究センターの島田裕之・自立支援システム
開発室長は「これまで介護予防の視点に立った機器はまったくなかった。
高齢者の活動の手助けをしていきたい」と期待する。
ホンダは平成11年から歩行アシスト機器の研究を続けてきた。
過去には重量32キロの試作品もあったが、素材にカーボンを使うなどして
改良を重ね、今回は2・4キロまで軽量化した。
トヨタ自動車も、脳卒中などでまひした脚に装着し自然な歩行に近づける機器
「自立歩行アシスト」を開発中で、25年にも実用化する方針。
今後も自動車業界で同様の動きが広がりそうだ。
ソースは
www.sankeibiz.jp
ASIMOの技術が生きる:ホンダ、介護予防の効果検証プログラムに「リズム歩行アシスト」を40台提供 - @IT MONOist
ホンダは2012年7月29日、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が8月下旬より開始する介護予防の効果を検証するプログラムの1つに、脚力が低下した人の歩行をサポートする「リズム歩行アシスト」の試作機を40台提供することを発表した。
同検証プログラムは、自力での歩行は可能だが、加齢により脚力の低下した人を要介護状態にならいように予防する「介護予防」を目的としている。リソラ大府ショッピングテラス内の「健康増進・老年病予防センター」(7月29日に開設)を拠点に、近隣の遊歩道などを利用して実証実験が行われる予定。ここで得られた歩行時の歩行周期データなどを活用し、介護予防の効果を検証するという。
リズム歩行アシストは、大きく「腰フレーム」「大腿フレーム」「モータ」の3つのパーツで構成される。腰フレームの背中部分には制御コンピュータとバッテリーを内蔵する。腰フレームと大腿フレームの接続部分に位置するモータには、人の歩行を計測する角度センサーを内蔵し、歩幅と歩行リズムを調整しながら、足を前に振り出す際の動きと、地面を後ろに蹴り出す際の動きをアシストする。
サイズ3サイズ(S、M、L)モータ間内寸:(S)310mm、(M)340mm、(L)380mm 重量 2.4kg(Mサイズ) 駆動方式 ブラシレスDCモータ バッテリー(種類/容量) リチウムイオン2次電池/22.2V-1Ah 一充電稼働時間 1時間以上(4.5km/h歩行時) 表1 リズム歩行アシストの主な仕様(2012年7月:試作機)
なお、今回の検証プログラムは、生活支援ロボットの安全性技術に関する規格の整備を目指す新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の一環として参画するものである。