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必見!智慧得(668)「無人航空機「誰でも作れる」/クリス・アンダーソン」

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朝日新聞デジタル:無人航空機「誰でも作れる」 米IT誌編集長が技術公開

米ラスベガスのデフコンで、誰もが安く作れる無人航空機の開発について説明するクリス・アンダーソン氏=藤えりか撮影

 無人航空機を誰でも安く作れるよう、米国のIT雑誌編集長が基本情報を公開し、自ら開発している。米ラスベガスで開催のハッカーの祭典デフコンで発表した。注目を集める一方、無人機は米軍の対テロ組織の偵察・爆撃に利用されていることもあり、「テロリストの手に渡ったら?」といぶかる声も飛び交った。

 考案したのは、IT業界の論客で米ワイアード誌編集長のクリス・アンダーソン氏。子どもにおもちゃのリモコン飛行機を作ってみせるうち、趣味が高じてコンピューター制御の無人飛行機を独力で作ったのが最初だ。設計など基本情報をサイト上で公開し、世界の専門家らの情報を得ながら開発・改良を進めるオープンソース方式をとり、月に約140万のページビューを稼いできた。

 工場も立ち上げ、コンピューター制御用の部品を199.99ドル(約1万6千円)で販売している。高額な今の軍用無人機の「1%以下の価格で90%の性能を果たす」とアンダーソン氏。すでにいくつかの企業や大学とも協働している。

 無人機を気軽に作れれば、災害時の行方不明者の捜索などに役立てられる利点もある。米メディアによると、米連邦航空局(FAA)は2015年に米国内での無人機の利用を規制緩和する見通しだ。

 だが、カメラなどを搭載すればプライバシーが侵害される可能性があることから市民団体は懸念を示している。デフコン会場で、米空軍の退役軍人の男性から「(テロリストに)悪用されないか不安だ」との声も飛んだが、アンダーソン氏は「リスクなくして技術の進歩はない」と答えた。(ラスベガス=藤えりか)

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WIRED.jp

上記のIT情報誌は、これです… 

「空も占拠」:無人機で警察を偵察(動画) « WIRED.jp

無人偵察機は軍だけのものではない。ポーランドのデモ参加者が、デモの様子を空から撮影した動画が公開されている。

RoboKopter Zamieszki I

軍では無人航空機が多用されており、その利用は警察にまで広がりつつある。われわれは、空から見渡されるパノプティコン(全展望監視システム)の下で生きているのかという気さえしてくる。

しかし、無人機を使って下界を観察するのは軍や警官だけではない。冒頭のビデオは、ポーランドのワルシャワで行われた11月12日のデモのもので、鎮圧用の装備をつけた警官隊の様子を、抗議している側が無人機で撮影している。

この動画は、趣味で無人機を愛好する『WIRED』誌の編集長クリス・アンダーソンが見つけたもので、使われたのは、ビデオカメラを搭載した、ポーランド製の小さな『RoboKopter』(ロボコプター)だった。[アンダーソン氏は、無人飛行機を自作する人向けのコミュニティーサイトを運営している。2007年には、ローレンス・バークレー国立研究所内にカメラ搭載のラジコン飛行機を墜落させて騒ぎを引き起こしたことがある(日本語版記事)]

いまや、カメラ付きの携帯電話と『YouTube』のアカウントがあれば、誰もがカメラマンになって、警察や銀行が行った、放送してほしくないであろう行為や[リンクの動画は、銀行口座の閉鎖運動での様子]、メディアが伝えないかもしれない出来事に注目を集めることができる。Wi-Fiホットスポットを利用したライブ放送も頻繁に行われている。DIYの市民ビデオ写真家たちが、次には無人機から地上の様子を撮影しようとしても不思議ではない。

一方で、警察側も無人偵察機の利用を進めようとしている。マイアミ警察はこのほど、取り締まりのために米国の都市で無人機を飛ばすことを米連邦航空局(FAA)から初めて認められた。

まだオンラインでは公開されていないが、私が『Playboy』誌の12月号に書いた記事で紹介したように、マイアミ警察でさえ、FAAから許可を得るためにかなりの苦労をした。抗議者が許可を得ることは非常に困難だろう。しかし、空は次第に開かれつつある。そして、空に目を向けているのは警察だけではない。

TEXT BY Spencer Ackerman
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮


WIRED NEWS 原文(English)


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